[本文へ] 消費生活・消費者問題に関する事例や対処方法を紹介しています。

現在の位置 : トップページ > 相談事例・判例 > メールでよくある情報提供と回答 > 「赤ロム」!?中古で落札したスマートフォンが、急に利用できなくなった

[2017年8月30日:公表]

「赤ロム」!?中古で落札したスマートフォンが、急に利用できなくなった

質問

 中古のスマートフォンをオークションサイトで落札し、別に契約しているSIMカードを挿して使っていました。最初は問題なく利用できましたが、使いはじめて1カ月半ほどたった頃、急に通話もインターネットも接続できなくなりました。もともとスマートフォンを販売していた携帯電話会社に問い合わせたところ、ネットワーク利用制限がされているとわかりました。制限を解除してほしいのですが、どうすればよいでしょうか?



回答

 携帯電話機がネットワーク利用制限されると、通話やインターネット等の利用ができなくなります。いったん制限の対象となると、後から解除するのは難しいのが現状です。中古携帯電話機の購入前には、利用制限の対象かどうかを必ず確認しましょう。また、オークションでは個人間取引の場合も多く、落札した商品に不具合があっても、その後連絡がとれなくなるなどで解決が難しい場合があります。オークションによっては補償制度を設けているところもありますので確認しておきましょう。



解説

 ネットワーク利用制限とは、もともとは、振り込め詐欺など携帯電話機による犯罪利用を防止するために設けられたもので、ネットワークを提供する携帯電話会社側で通話や通信の利用を制限する仕組みです。分割払いで購入後に支払いが滞った携帯電話機についても、上記と同様に利用を制限される場合があります。いったんネットワーク利用制限の対象となると、後から制限を解除することは難しいのが現状です。

 制限がかかると、音声による通話、インターネットの閲覧、アプリの利用などができなくなります。また、利用制限は携帯電話機本体の製造番号を識別して行われるため、違うSIMカードに代えても解除することができません。

 大手携帯電話各社では、ネットワーク利用制限対象携帯電話機を確認するためのウェブページを設けており、携帯電話機の製造番号をホームページに入力すると、現在制限の対象となっているかどうか、また、将来制限される可能性があるかどうかを調べることができます。

 中古携帯電話機の購入前には、その販売者に製造番号を問い合わせた上で、ネットワーク利用制限の対象になっていないか必ず確認しましょう。

 現在、中古携帯電話機はインターネットのオークションやフリマアプリ、リサイクルショップなど、さまざまな場所で販売されています。これらの中には、元の所有者が分割払いで購入した携帯電話機の支払いが残っているものが販売されている場合もあります。元の所有者がその後支払いをやめてしまうと、ネットワーク利用制限が行われ、質問の事例のように通話や通信ができなくなる場合があります。このように、元の所有者の支払いが滞るなどしてネットワーク利用制限された携帯電話機は「赤ロム」と呼ばれています。

 通常、オークションの出品者は出品したスマートフォンをネットワーク利用制限のない状態にしておく義務を負いますので、後から「赤ロム」となった場合、落札した消費者は契約の解除(返品、返金)や商品の交換を求め、出品者と交渉することになります。ただし、オークションでは個人間取引の場合も多く、その後連絡がつかなくなるなどして解決が困難となる場合があります。オークションやフリマサイトの中には、「赤ロム」などによるトラブルへの対策として、利用規約等で中古携帯電話機の出品ルールや、落札者への補償を設けている場合がありますので、取引をする前に利用規約等の内容や補償の有無、補償を受けるための条件についても確認しておくとよいでしょう。

 お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。



参考



メールでよくある情報提供と回答トップページへ

ページトップへ