独立行政法人国民生活センター

検索メニュー

×閉じる

現在の位置: トップページ > 相談事例 > 消費者トラブル解説集 > 耳かき棒を使用していたら中で折れてしまった!

ここから本文
[2016年7月28日:公表]

耳かき棒を使用していたら中で折れてしまった!

質問

 小学生の子どもがシリコン製の耳かき棒を使っていたところ、先端が取れて耳の中から出てきません。どうしたらよいでしょうか。

回答

 耳鼻科に行って取ってもらうようにしましょう。

 消費生活センターには、耳の中で取れてしまい自分で取り出せない、耳の中に突き刺さった、鼓膜にキズを付けたなどといった事故情報も寄せられています。取扱説明書をよく読み、周辺に注意を払って耳の奥まで入れないようにして使いましょう。

解説

 耳かきの用途に使われるもの(以下、耳かき棒)には、昔からある竹製や、それ以外にもプラスチック製、ゴム製、金属製など様々なものがあり、また形状も様々です。

 一方、耳かき中の事故の情報が寄せられていることから、国民生活センターや東京消防庁などで注意喚起しています。

 具体的な事故例は「子どもが耳かき棒で鼓膜を突き刺した」「親が耳かきをしている最中に子どもがぶつかって鼓膜を突いてしまった」などで、耳鼻関係の医学団体には、突き刺した後に顔面神経麻痺になってしまったというケースも報告されています。

 耳かきは日常的に行っている人が多いと思いますが、思わぬ大きな事故にならないよう、取扱説明書をよく読み、使用時は周りに注意を払うなどといった対応が必要です。

参考