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[2015年2月4日:公表]

売電収入をアテにして契約した太陽光発電システムが、10年ほどで故障した。本当に収益が得られるの?

質問

 10年ほど前に「売電収入でローンの支払いが相殺される」と説明があり、太陽光発電システムを設置したが、パワーコンディショナ(以下:パワコン)が故障した。事業者に問い合わせると、買い換えしかないという。費用が掛かるのに、こんなに早く故障するとは思わなかった。

回答

 太陽光発電システムは、系統連系(電力会社の電力線と接続すること)の可否や、ランニングコストも見込んで導入を検討しましょう。業界団体でも種々情報が提供されています。

解説

 質問にあったパワコンとは、ソーラーパネルによって発電した直流電力を、家庭用交流電力に変換する装置です。一般的に、パワコンの製品寿命は10〜15年とされており、設置後10年といえば点検や交換を検討する目安の時期ではあります。

 太陽光発電システムの設置には、総じて高額な初期費用が掛かり、得てして長期の分割払いとなります。設置を検討する場合、見込まれる発電量や売電額の想定、必要な費用や設備(家屋の状態によっては補強費用)に加え、周辺機器等のランニングコストやメンテナンス費用等も確認しておきましょう。

 ソーラーパネルの設置場所や向きによっては、落雪事故や太陽光反射による近隣への影響も想定しておく必要があります。また、電力買取に必要となる系統連系は、様々な事情で不可能になるケースもあり、売電収入が見込めないケースも想定する必要があります。 訪問販売などでは、売電収入についてメリットのみを過剰に(あるいはデメリット面で不充分な)説明したり、売電制度について不正確な説明をされるケースも目立ちます。自分でも積極的に情報収集をし、納得した上で契約するようにしましょう。

 導入に先立って、確認・検討すべきポイントなどは多岐にわたります。お近くの消費生活センターにご相談ください。

参考

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