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[2021年7月21日:公表]

固定価格買取期間満了後は家庭用蓄電池の設置が必要なの?

質問

 我が家は太陽光発電設備を設置しており、翌年には再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の10年間の売電契約が終了する予定だ。家庭用蓄電池の訪問販売を受け、「固定価格買取期間満了後は売電価格が下がるため家庭用蓄電池を設置した方がよい」などと説明されたが価格が高額だ。どうしたらいいか。

回答

 固定価格買取期間満了後は、必ずしも余剰電力の売電より家庭用蓄電池を利用した自家消費のほうが経済的なメリットが大きいとは限りません。勧誘時に「○年で元が取れる」「売電するよりも家庭用蓄電池を導入した方がよい」などと断定的な説明を受けてもうのみにせず、自身でも複数社から見積もりを取るなど情報収集し、総合的に判断するようにしましょう。

解説

再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)とは

 再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。住宅用太陽光発電の場合、自家消費後の余剰分(余剰電力)が買取対象となります。住宅用太陽光発電の余剰電力は、固定価格での買取期間が10年間と定められています。

 太陽光発電設備を既に導入している場合、固定価格買取期間満了後の選択肢としては、家庭用蓄電池と組み合わせて余剰電力を自家消費する方法と、小売電気事業者等に対して相対・自由契約で余剰電力を売電する方法があります。家庭用蓄電池を利用した自家消費で太陽光発電の発電分を使い切らずに、余剰電力の売電を行うことも可能です。どの方法がより経済的メリットがあるかについては、電気料金や家庭用蓄電池の価格および小売電気事業者の買取メニュー等によって異なります。

 なお、家庭用蓄電池の設置には国が実施する補助事業のほか、各自治体でも補助金制度が設けられている場合があります。申請期間や条件等の詳細についてはそれぞれのホームページ等で案内されているため、受給を希望する場合は事前に確認するようにしましょう。

参考