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[2020年3月5日:公表]

保証期間内なのに家電製品の無償修理を断られた!

質問

 約1年前に購入したデジタルカメラの電源が入らなくなりました。販売店の保証は付けておらず、メーカーの保証期間内だったのでメーカーに修理を依頼しましたが、カメラの内部に水が入ったことが故障の原因なので、保証の対象外で有償修理になると言われました。保証期間内なのに有償修理になることがあるのですか。

回答

 家電製品等に見られるメーカーの保証サービスは、事業者が顧客サービスとして自主的に定めたものです。保証期間内でも、水ぬれや落下等の、製品の品質上の問題以外の原因による故障に関しては、事業者の保証規定で対象外と定められているケースがあります。保証の対象外と判断された場合、有償修理となります。取扱説明書や事業者のホームページ等で対象製品の保証規定を確認しておきましょう。

解説

 製品が不良品であったなど、購入した製品に品質上の問題があった場合、基本的には購入者と売買契約を結んだ販売店が売り主として責任を負い、購入者は無償修理等を請求することができます(注1)。しかし購入から時間が経過した場合等は、製品に元々問題があったと証明することは困難です(注2)。そのため購入した製品に不具合等が起こった場合、販売店やメーカーの保証規定に沿って修理等の対応を求めることが一般的です。

  • (注1)債務不履行責任(民法415条)、瑕疵担保責任(民法570条)
  • (注2)販売店に瑕疵担保責任に基づいて損害賠償等を請求する場合、事実を知った時から1年以内に行う必要があります(民法566条)。

 なお、製品の欠陥が原因で拡大損害(けがやその製品以外の被害)を受けた場合、製造物責任法(PL法)に基づいて製造事業者(メーカー)は責任を負います。

保証について

 販売店やメーカーが定めている保証は、顧客サービスとして事業者が自主的に定めたもので、保証期間や保証内容は事業者ごとに異なります。保証サービスは一般的に製品を正しく使用していて不具合が発生した場合に受けることができ、保証期間内で保証の対象範囲であれば無償修理等を受けることができるとされています。ただし、保証期間内でも修理するために必要な送料や出張サービス等の料金を購入者負担としている事業者もあります。

保証を受けるときは

 無償修理等の保証を受けるには、保証期間内にその製品を購入したことを証明できる保証書等の提示を求められることが一般的です。修理を依頼する際は、取扱説明書や保証書に記載されている保証内容をよく確認しましょう。また保証書の記入漏れ等がある場合、保証期間内でも有料になる可能性があるため注意しましょう。なお贈答品などで購入した日がわからない場合は、そのことをメーカーに伝えて相談してみましょう。

 お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

参考