独立行政法人国民生活センター

検索メニュー

×閉じる

現在の位置: トップページ > 相談事例・判例 > 身近な消費者トラブルQ&A > 登録をした覚えがないのに会員料金を請求された!

ここから本文
[2019年7月29日:公表]

登録をした覚えがないのに会員料金を請求された!

質問

 通販サイトで買い物をした際、気づかないうちに有料会員登録されていました。サイトの会員料金を請求されましたが、仕方がないのでしょうか。

回答

 有料になることがわかるような画面が表示されないまま会員登録されたのであれば、有料会員に申し込むつもりはなかったとして契約の無効を主張できる可能性があります。

解説

 質問のようなトラブルの場合、申し込みが確定される直前の画面がどのようなものだったのかが重要なポイントになります。

 インターネット上の契約では、契約が成立する前の申し込み画面上で消費者が契約内容を確認・訂正できるようになっていなかった場合、消費者は事業者に対して錯誤(勘違い)による契約の無効を主張することができるとされています(電子消費者契約法3条)。消費者が表示された画面の内容を確認せずに先の画面へ進んでしまい確認・訂正できる画面を見逃したような場合は、消費者に重大な過失(落ち度)があったと判断され、錯誤による契約の無効の主張が認められない可能性があるため注意が必要です。

トラブルを防ぐために

 サイトによっては、「有料の会員に登録する」という部分にあらかじめチェックが入れられていることがあります。質問のケースのようなトラブルを防ぐため、サイトを利用する際には、不用意に先の画面に進まず、記載されている説明を注意深く読むようにしましょう。

確認・訂正画面がわかりにくかった場合

 通信販売は特定商取引法の規制を受けます。インターネット通販の場合、ホームページ上などに、事業者名、商品等の価格、契約の解除に関することなどを表示することが義務づけられています。さらに同法に基づいて定められたガイドライン(注)では、あるボタンをクリックすれば有料の申込みとなることが、消費者にわかりにくい表示であった場合や、消費者が申し込み内容を容易に確認し、勘違いがあった場合に訂正できるようにしていない場合は、「消費者の意に反して契約の申込みをさせようとする行為」に当たるとしており、行政処分の対象となる可能性があります。

 画面がわかりにくいときは、消費者庁のホームページにある「特定商取引法違反被疑情報提供フォーム」にて情報提供することができます。

お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

※[PDF形式]で作成した文書を開くにはAdobe Readerが必要となります。PDF形式の閲覧方法について