独立行政法人国民生活センター

検索メニュー

×閉じる

現在の位置: トップページ > 相談事例・判例 > 身近な消費者トラブルQ&A > リサイクルショップで購入した自転車の防犯登録

ここから本文
[2018年12月26日:公表]

リサイクルショップで購入した自転車の防犯登録

質問

 リサイクルショップで購入した自転車に乗っていたところ、以前の持ち主の防犯登録が残っていたため警察官から窃盗容疑をかけられました。リサイクルショップには、持ち込まれた中古自転車の防犯登録を抹消する義務はないのでしょうか。

回答

 リサイクルショップなどの古物商に対しては、盗品等の売買の防止や被害品の早期発見のため、品物を買い取る際などに相手方を確認し記録する義務はある(注1)ものの、防犯登録の抹消について義務は課せられていません。自転車を購入したら、防犯登録所(防犯協会から委託を受けた自転車販売店)で防犯登録を受けましょう。

 なお、防犯登録制度は自治体ごとに異なりますので、詳細は各都道府県の防犯協会に問い合わせましょう。

解説

防犯登録制度とは

 主に自転車の盗難防止と被害回復を目的に、所有者情報の登録を行う制度です。防犯登録をすることは自転車所有者の義務(注2)であり、盗難被害時の早期発見に役立つとともに、自転車が本人の所有物であることも証明できます。

 防犯登録を受けるには、購入の際に販売店(※防犯登録所に指定されている店舗に限る)に依頼するか、購入したことや譲渡を受けたことを証明できるもの(販売証明書や譲渡証明書等)、登録者の身分証明書、防犯登録を受ける自転車本体を防犯登録所に持参する必要があります。

 転居等で他の都道府県へ自転車を移す場合は、移す先の都道府県での再登録が必要で、有効期間を経過した場合にも、再登録が必要です。

 なお、防犯登録制度は各都道府県で運営されており、手続きにかかる費用や所有者情報の登録期間を含め、多くのことが自治体ごとに異なります。詳細は、各都道府県の防犯登録制度を運営している団体のホームページ等を参照し、不明な点については問い合わせましょう。

トラブルに遭わないために

 新しく自転車を購入する場合や中古自転車を購入する場合、譲渡された場合は、必ず防犯登録を受けましょう。

 自転車を手放す場合は、持ち主が防犯登録所や警察署等(注3)に必要な書類を持参し、抹消の手続きを行いましょう。抹消しないと以前の所有者情報が残ったまま、新たな所有者が登録した際に二重登録されることになり、今回の質問のようなことが起こる可能性があります(注4)なお、抹消されていないと新たに防犯登録の手続きが行えない地域もあります。

 トラブルを防ぐため、自転車を譲り受ける際は元の所有者に、中古自転車を購入する際は購入店舗に、防犯登録が抹消されているかどうかを確認しましょう。

 お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

  • (注1)古物営業法第15条および16条で本人確認と取引時の帳簿への記載義務が定められています。
  • (注2)自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律第12条第3項
  • (注3)登録の手続きを行うのは防犯登録所ですが、抹消の手続きは各都道府県により場所が異なります。
  • (注4)新たな登録をした時点で、防犯登録情報が上書きされる地域もあります。

参考