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[2018年1月29日:公表]

1回だけ試すつもりが、翌月も送られてきた健康食品

質問

 インターネットの通信販売で健康食品を購入しました。割引価格だったので、1回だけ試すつもりで注文したところ、同じ商品が翌月も送られてきました。広告を再度確認すると、「3回以上の定期購入が条件」と書かれていました。解約・返品できるでしょうか?

回答

 健康食品などの通信販売で、定期購入が条件となっており、その期間は解約ができない契約が増えています。

 購入前には、ホームページの広告表示や最終確認画面を見て、契約条件や解約・返品ルールをよく確認しましょう。

解説

定期購入のトラブルが起きています

  • 初回購入が安価であったため定期購入とは知らずに申し込んだ。電話で解約したいと伝えたら、定期購入のためできないといわれた。
  • 2週間使用した化粧品の効果が感じられず解約を申し出たが、解約の申請期間(次回発送日の10日前まで)を過ぎており解約できなかった。

 上記のように、健康食品や化粧品などの定期購入で、解約や返品ができないトラブルが起きています。数カ月間の定期購入を条件として、1回目を低価格で購入することができる契約が増えており、注意が必要です。2回目以降が定価に近い価格での販売となるために、条件とされた定期購入分の支払総額が高額になるケースもあります。

割引価格の「初回」「モニター」「お試し」は、契約条件に注意!

  • 定期購入が契約条件となっていないか?
  • 定期購入が契約条件である場合、その期間は?支払い予定総額はいくら?

など、契約条件に特に注意して、通信販売の広告表示を確認しましょう。

 2017年12月に、通信販売の広告表示の規則(改正特定商取引に関する法律施行規則)が改正され、2回以上の継続購入は、継続契約であることや金額・契約期間等の販売条件を広告に表示することとされました。通信販売の広告を見る際は、商品のイメージや価格だけではなく、契約条件をよく確認することが大切です。

解約や返品のルール確認は「注文前」に

  • 返品できるかどうか?
  • 返品可能な場合には返品期間、送料負担はどちらになるのか?

など「返品特約」の確認は、購入申し込みの「前」にしておきましょう。

 インターネット通販をはじめ通信販売には、クーリング・オフ制度はありません。購入者の都合で返品できるかどうか、返品できる場合の送料負担などの条件(返品特約)は、表示内容に従うことになります。返品特約の表示がない場合には、商品到着後8日間以内であれば、購入者が送料を負担して返品をすることができます。個々の契約により返品の条件は異なるため、注文前には必ず内容を確認しておきましょう。

「最終確認画面」を活用しましょう

 インターネットの通信販売では、「最終確認画面」に、契約に関する重要な情報が集約されています。

 不明点はないか、自分の意図と相違する点はないか、必ず確認しておきましょう。

 最終確認画面とは、インターネット通販で申し込みの最終確定ボタンをクリックする前に、内容の確認や訂正ができる画面のことです。インターネットの通信販売では、契約内容をわかりやすく表示するとともに、最終確認画面を表示しなければなりません。最終確認画面には、申し込みの内容や、返品特約、定期購入の場合の留意点(※)など、契約に関する重要な情報が記載されています。必ず内容を確認しておきましょう。

  • ※2017年11月に、インターネット通販における『意に反して契約の申込みをさせようとする行為』に係るガイドラインが改正されました。この改正により、申し込みの最終段階の画面に定期購入契約であることについて消費者が容易に認識できる表示がない場合は、行政処分の対象となる「意に反して契約の申込みをさせようとする行為」に該当するおそれがあるとされました。

記録を残しておきましょう

  • 注文時の契約内容(最終確認画面の印刷やスクリーンショットの撮影)
  • 事業者への連絡履歴(事業者への電話、FAX、メール)

などの記録を保存しておきましょう。

 「解約のため何度も電話したが、通話中でつながらない」などの事例が見られます。事実関係をスムーズに伝えるために、事業者に連絡した記録などの記録を保存しておきましょう。

 お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

参考

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