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[2016年9月28日:公表]

LPガスの定期点検を断ることはできないのか

質問

 プロパンガスを使っています。利用しているガス会社の関連会社からガスの定期点検の案内が来ましたが、都合が合わないため断ったところ、ガスを止めると言われてしまいました。点検を断ることはできないのでしょうか。

回答

 LPガスの設備は4年以内に1回、安全のために点検や調査を行うことが法律で義務づけられています。消費者が点検や調査を拒否した場合、ガス会社の判断によりガスを止められることがあります。ガス会社と日程を調整し、点検や調査を必ず受けるようにしましょう。

解説

 LPガスは、正確には液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)といい、家庭で使われているLPガスの主成分はプロパンであることから、LPガスはプロパンガスとも呼ばれています。

 LPガス(プロパンガス)の定期点検・調査は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」(液石法)に基づき行われています。

 ガス会社やガス会社から業務委託を受けた保安機関は、4年以内に1回以上、「定期供給設備点検」や「定期消費設備調査」を行う義務があります(注)。そのため、もし消費者側が点検や調査を拒否した場合には幾度か点検・調査を受けるよう促されます。それでも拒否をし続けた場合、ガス会社によっては安全が確保できないと判断し、ガスの供給を止める場合があります。この場合、点検・調査を受けて安全が確認できれば供給は再開されます。

 この点検・調査は無料で行われます。契約しているガス会社によって違いはあるものの、1カ月ほど前に案内があり、日程調整をすることができます。

 点検や調査を受けないと、機器の不具合によるガス漏れや事故の兆候に気が付かないおそれがあります。安全のため、必ず点検や調査を受けるようにしましょう。

  • (注) 「定期供給設備点検」とは、ガス漏れの有無などについて、供給設備(ガスの容器から調整器、ガスメーターの出口まで)の点検を行うもので、「定期消費設備調査」は消費設備(ガス器具、給排気、ホース、配管など)の調査を行うものです。供給設備はガス会社に、消費設備は消費者に、点検や維持管理の責任があるとされています。

参考