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[2016年3月24日:公表]

清酒に賞味期限が表示されていない

質問

 友人から清酒をもらいましたが、製造から11カ月経っていたため食中毒が心配になり、結局料理に使いました。消費期限や賞味期限が表示されていれば安心して飲めると思いますが、なぜ表示されていないのですか。

回答

 清酒(日本酒)は、酒の特性上、長期間の保存に耐え得るものであるため、食品表示法により、消費期限又は賞味期限の表示を省略できるとされています。その一方で、酒税法により、製造時期を表示することが定められています。

解説

 食品表示法では、加工食品には消費期限又は賞味期限をその容器又は包装に見やすく表示することとされていますが、清酒(日本酒)を含む酒類は、その特性から長期間の保存に耐え得るものであるとされ、期限の表示を省略できることになっています(注1)。

 ただし、酒類の中で清酒については、「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」に基づく酒類の表示基準の一つである「清酒の製法品質表示基準」により、製造した時期を年月で表示することとされています。製造した時期とは、原則として「販売する目的をもって容器に充てんし密封した時期(注2)」のことであり、いわゆる「仕込み」の時期ではありません。

 清酒の品質は、製造時期よりもむしろ保存方法等(酸素、温度、光等)に左右されます。清酒は、高温や急激な温度変化、日光や蛍光灯などの光に影響を受けると言われていますので、光の当たらない涼しい場所で保管することが大切です。

 なお、古くなった清酒を飲んでも、健康上の問題が起きることはありませんが、おいしく飲めるかは疑問です。口に合わなくなった清酒は煮物などの料理に利用するのも良いでしょう。

  • (注1)消費期限又は賞味期限を表示する場合には、食品表示法に沿った表示をする必要があります。
  • (注2)酒税法により、貯蔵年数を表示する場合は、製造時期に代えて「製造場から移出した時期」を表示することとされています。

参考

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