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[2014年9月3日:公表]

「ギガビット通信」をうたうプロバイダーに乗り換えたが、期待したより通信速度が遅い

質問

 これまで数Mbps(メガビット)のADSL回線でインターネットに接続していましたが、先日、光ファイバーで最大1Gbpsの通信速度を提供する、というプロバイダーに乗り換えました。

 回線工事後、早速、通信速度を測定するサイトで速度を測ったのですが、どんなに速くても数十Mbps程度しか出ていないと表示され、ガッカリしています。



回答

 通信回線が対応しても、プロバイダーの混雑状況や、使用するコンピューター環境などで通信速度は左右されます。



解説

 インターネット接続回線としての光ファイバーも、すっかり日常の選択肢となりました。最近は、回線速度が1Gbpsを超えるような、いわゆる「ギガビット通信」をセールスポイントにするプロバイダーも増えています。

 一般的に、回線速度が向上すれば、それだけ通信速度も速くなるはずですが、消費者向けのプロバイダーの多くが、ベストエフォート(注)に基づくサービス提供契約となっており、現実には、プロバイダーの加入者数や利用状況によって、最高速度に達せず、大幅に変動しているのが現実のようです。

 また、回線速度のメリットを受けるためには、消費者側のコンピューター環境(コンピューター本体・ルータ・ハブ・LANケーブル等)もギガビット通信に対応させる必要があります。ギガビット通信に対応していない、あるいは適切な機能設定がされていない機材が途中に挟まっていると、通信速度がそこで頭打ちになってしまいます。

 通信速度を測定するサイトも数多くありますが、ギガビット通信の測定に対応していないケースや、測定時間帯、測定場所の遠近による誤差も見込む必要があります。

 これらのことから、ネット上に寄せられているプロバイダーの実際の通信速度に関する評判(レビュー)や、回線敷設費用、毎月の利用料金なども含め、セールス文句をうのみにせず、どの事業者と契約するかじっくり検討し、快適なネットライフを目指しましょう。

 困ったときには、お近くの消費生活センターにご相談ください。

  • (注)ベストエフォート:直訳すると「最大限の努力」となるもので、通信速度や品質について保証しないが、なるべく宣伝している内容に近づくよう、サービスを提供するという形態で示される条件を指す。


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