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[2013年10月2日:公表]

表示では分かりにくいノンシリコンのヘアケア用品

質問

 ノンシリコンの商品が欲しかったので、シャンプーとコンディショナーについて、ブランドをそろえて買った。しかし、コンディショナーがシリコン入りだと分かった。表示を見ても、シリコンを含んでいるとは書いておらず、分かりにくい。

回答

 使用成分に「メチコン」、「ジメチコン」、「シロキサン」、「シリコーン」「シラン」などという言葉があると、シリコン入りと見られますが、確実なのはメーカーに直接確認する、ということになります。

解説

 最近、“髪と地肌の健康”をうたい、ノンシリコンをアピールしたシャンプーが多く出回るようになりました。正確には「シリコン」ではなく「シリコーン」と称します。シリコンとはケイ素を指し、似た言葉のシリカ(二酸化ケイ素)とは別物です。

 シリコーンはケイ素樹脂で、ケイ素を含む有機化合物の総称です。シリカと違い、天然には存在しません。そのシリコーンの含有の有無が、昨今のシャンプーのセールスポイントになっているようです。

 シリコーンの主な役割として、髪をコーティングし、摩擦による髪のダメージを防ぐことや、指どおりを滑らかにするなどが挙げられます。

 シャンプー・リンス・コンディショナーなどは、含まれている成分を表示する義務があるので、シリコーン成分が含まれていれば記載されています。しかし、やっかいなのは、単純にシリコーンという名称ではないため、シリコーンが入っているのか分かりにくい点です。

 ノンシリコーンの場合、髪をコーティングしないため、汚れが落ちやすくなるメリットがある一方、摩擦の軽減作用がないため髪がきしんだり、傷みのある髪における使用は、髪に負担となる可能性があります。

 現在、シャンプーはノンシリコーンでも、リンスやコンディショナーにシリコーンが入っているブランドが多い理由は、ノンシリコーンのシャンプーで汚れを落とした後、シリコーンのコーティングで髪を守り、傷んだ髪の補修を期待してのことのようです。

 現在のところ、シリコーンが髪に有害であるという積極的な情報はありません。それぞれにメリットとデメリット、また使用者個々の好みもあるので、性質を理解したうえで使い分けるのがよいのではないでしょうか。

 使用したシャンプー、リンス、コンディショナーなどで地肌や髪にトラブルが起きた場合、シリコーンのみが原因とは限らないため、まずは使用を中止し、問題の製品を持参して、医師に相談しましょう。