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[2013年4月2日:更新]
[2012年11月21日:公表]

芋焼酎なのに原材料に麦が含まれていた

質問

 小麦アレルギーを持っているが、芋焼酎なら問題ないと思い、飲食店で芋焼酎を飲んだ。しかし、後になって、同じ銘柄の焼酎の原材料表示を確認したら、麦が含まれていた。これを芋焼酎と表示してもよいのか。

回答

 原材料には、冠表示(特定の原材料の使用を強調する表示)以外のものが含まれていることもあり得ます。

解説

 「単式蒸留しょうちゅうの表示に関する公正競争規約」によると、次の(1)〜(3)のいずれかに該当する場合でなければ、冠表示(事例の場合「麦焼酎」「芋焼酎」等と表記すること)をしてはならないとされています。

  1. (1)当該原材料が使用原材料の全部又は大部分を占めるとき。
  2. (2)当該原材料の使用比率が使用原材料のうち最大であるとき。
  3. (3)当該原材料の使用比率を施行規則の定めるところにより、冠表示に併記して表示するとき。

 よって、原材料に冠表示以外のものが含まれていることもあり得ます。

 また、アルコール類については、飲酒によって顔が赤くなったり、動悸(どうき)などの身体反応が出るため、アレルギー症状かアルコール作用か、判断が困難という理由で、アレルギー表示義務の対象となっていません。

 さらに、アレルギー表示義務の対象は「容器包装された加工食品」となっているため、現在のところ、飲食店等のメニューにはアレルギー表示の義務はありません。

 食物アレルギーは、アナフィラキシーなど重篤症状を引き起こす場合もあります。食物アレルギーを持っている場合、外食時にはアレルギー物質が原材料に含まれていないか、オーダー前に、必ず確認するようにしましょう。

 飲食店においても、消費者が安心して利用できるよう、食物アレルギーに配慮した表示の工夫が求められるでしょう。