賃貸住宅の原状回復トラブル
借り主が賃貸住宅を退去する際に、ハウスクリーニングやクロス張替え等の原状回復費用として敷金が返金されない、敷金を上回る金額を請求されたという相談が寄せられています。
PIO-NETに登録された相談件数の推移
年度 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 |
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相談件数※ | 12,885 | 13,273 | 13,277 | 1,641(前年同期 1,740) |
相談件数は2025年5月31日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
- ※ここでは「借家」「賃貸アパート」「賃貸マンション」「間借り」などを「賃貸住宅」としています。
- ※2023年2月24日から集計方法を変更しました。
最近の事例
- 6年半居住した賃貸マンションを退去した。原状回復費用として、クロスの張替えなどの見積書が届いたが、高額で納得できない。
- 賃貸アパートの退去時、ペットが傷をつけたと言われ、クロスの張替え費用を請求された。傷の写真を見たが、ペットが付けた傷かはわからず納得できない。
- 賃貸マンションの入居時にルームクリーニング代を支払った際、「退去時のルームクリーニング代は不要」と言われたにもかかわらず、退去時に請求され納得できない。
- 賃貸アパートを退去後、原状回復費用の清算書が届いた。入居時から傷ついていた床等の原状回復も求められ納得いかない。
- ※「最近の事例」は、相談者の申し出内容をもとにまとめたものです。
国民生活センターの関連情報
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