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[2014年8月6日:更新]
[2014年7月24日:公表]

スプレー缶製品の事故に注意−コールドスプレー使用時とスプレー缶の穴開け時の事故も発生−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

目的

 塗料、殺虫剤、ヘアスプレー、制汗消臭剤など、スプレー缶製品(エアゾール製品)は日常生活のさまざまなところで使われている商品です。

 国民生活センターでは、平成18年11月に「スプレー缶製品の使用上の安全性」で情報提供を行いましたが、その後も破裂や爆発、引火、凍傷や凍結による事故などが引き続き発生しています。

 PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、「スプレー缶」(一部商品を除く)に関する危害・危険情報が2009年4月以降160件(2014年5月末までの登録分)寄せられています。このうち、「危害情報」は105件、「危険情報」は55件でした。また、医療機関ネットワークには、「スプレー缶」(一部商品を除く)に関する情報が2010年12月以降45件(2014年5月末までの伝送分)寄せられています。

 そこで、前回のテストで行っていない新たなテストとして、コールドスプレー使用時の着衣着火事故と、穴開け時の中身の噴き出し事故に基づく再現テストを行い、あらためて消費者へ情報提供することとしました。

 なお、今回は特定の銘柄に起因した事故ではありませんので、特定銘柄でのテストではなく、コールドスプレー、殺虫剤、ムース(化粧品)という商品群としてのテストを行いました。



主なテスト結果等

コールドスプレー使用時の着衣着火事故(テスト対象商品群:コールドスプレー)

  1. 火に向けて噴射すると引火して大きな炎が上がりました。
  2. スプレー噴射直後に火種が近づくと引火しました。

穴開け時の中身の噴き出し事故(テスト対象商品群:殺虫剤、ムース(化粧品))

 スプレー缶に中身が残っている状態で穴開けを行うと、穴から中身が勢いよく噴き出しました。

廃棄方法に関する調査

 廃棄方法は自治体ごとに決まっていました。



消費者へのアドバイス

購入・保管時

 商品を使用する際に必要と思われる内容量(サイズ)のものを購入しましょう。また、自動車内や直射日光の当たる場所、加熱源の近くなど、高温になる場所には放置しないようにしましょう。

使用時

 スプレー噴射中や噴射直後には火気を近づけないようにしましょう。

廃棄時

  1. スプレー缶の中身を使い切り、ガス抜きキャップで中身の残存ガスを完全に出し切ってから、各自治体の廃棄方法に従って廃棄しましょう。
  2. 廃棄方法に不安がある場合には、スプレー缶に表示されているメーカー連絡先に連絡して相談しましょう。


業界への要望

  1. 安全性のより高い商品開発をするとともに、破裂や爆発がより起こりにくい商品設計となるよう要望します。
  2. スプレー缶に関する情報が消費者に一層よく伝わるよう要望します。


行政への要望

 消費者の事故防止の観点から、全国的にスプレー缶に穴を開けないで廃棄が可能になるよう、今後も引き続き自治体への周知・指導を行うとともに、自治体における取り組みを支援することを要望します。



要望先

  • 環境省 大臣官房 廃棄物・リサイクル対策部 廃棄物対策課
  • 一般社団法人日本エアゾール協会(エアゾール製品処理対策協議会事務局)


情報提供先

  • 消費者庁 消費者安全課
  • 内閣府 消費者委員会事務局
  • 経済産業省 商務情報政策局 商務流通保安グループ 保安課 高圧ガス保安室
  • 経済産業省 製造産業局 化学課


動画




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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