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[2019年6月21日:更新]
[2019年5月30日:公表]

液体の入ったスマートフォンケースからの液漏れに注意−キラキラかわいいケースに潜む危険−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。

 スマートフォンを保護や装飾する目的で、様々なスマートフォンケースが販売されています。そのうち、内部に液体が封入された商品(以下、「液体の入ったスマートフォンケース」とします。)から漏れた液体が皮膚に付着し、化学やけどを負った事例が報告されています。

 これらの商品の多くには、皮膚障害が生じる可能性がある液体が使用されており、皮膚に付着すると発赤や化学やけどなどが発生してしまう場合があるとして、当センターでは2016年に注意喚起を行っています。

 しかしながら、PIO-NETには、注意喚起を行った以降も「液体が染み出てやけどした」、「皮膚がスマートフォンの形に赤くなった」といった新たに寄せられた危害情報が9件あり、治療に1カ月以上要した事例も3件ありました。

 そこで、市販の5銘柄のスマートフォンケースに封入された液体の成分や表示等を再度調べ、被害の拡大防止のために、消費者に注意喚起することとしました。


テスト結果

テスト対象銘柄の概要

 液体の入っている部分のケースの材質はポリカーボネートで、封入された液体の容量は約7〜19mLでした。

液体の成分

 封入された液体は、灯油に組成が近い鉱物油でした。これらの液体が数時間程度、皮膚や衣服に付いたままにしておくと、灯油皮膚炎に似た化学やけどを起こす危険性があると考えられました。

表示

 ケースに封入された液体の人体への影響について、パッケージ等に表示していたものはありませんでした。

消費者へのアドバイス

 ケースに封入された液体に接触すると、化学やけどを起こす可能性があります。危険性を認識し、取り扱いには十分に注意しましょう。

事業者への要望

  • ケースに封入された液体の成分や人体への影響等について、適切な表示を行い、商品の販売の際に必ず添付するよう要望します。
  • 商品に封入された液体の使用をやめる、ないしは液体を変更するなど、より安全性に配慮した商品とするよう要望します。

情報提供先

  • 消費者庁 消費者安全課(法人番号5000012010024)
  • 消費者庁 表示対策課(法人番号5000012010024)
  • 内閣府 消費者委員会事務局(法人番号2000012010019)
  • 厚生労働省 医薬・生活衛生局 審査管理課 化学物質安全対策室(法人番号6000012070001)
  • 経済産業省 製造産業局 生活製品課(法人番号4000012090001)
  • 経済産業省 商務・サービスグループ 消費経済企画室(法人番号4000012090001)
  • 経済産業省 産業保安グループ 製品安全課(法人番号4000012090001)
  • 公益社団法人日本通信販売協会(法人番号9010005018680)
  • 一般社団法人SSCI-Net(皮膚安全性症例情報ネット)(法人番号8180005016710)
  • アマゾンジャパン合同会社(法人番号3040001028447)
  • ヤフー株式会社(法人番号4010401039979)
  • 楽天株式会社(法人番号9010701020592)

業界の対応 ※2019年6月21日 追加

「株式会社パレモ」より

 今回の検査結果において、新たに、「ケースに封入された液体の成分や人体への影響等について、適切な表示を行い、商品の販売の際に必ず添付する」ことと、また今後に向けては、「商品に封入された液体の使用をやめる、ないしは液体を変更するなど、より安全性に配慮した商品とする」ことの2点の要望がありました。この要望を受け、当社ではコンプライアンス及び、リスク回避の観点から、該当商品の販売を中止することと致しました。

 また、店頭、及び当社ホームページにおいて、お買い上げ頂いたお客様に対する注意喚起をするとともに、返品にも応じる旨の情報を掲載致します。

 今後の商品開発、選定におきましては、お客様の安心、安全を第一に考慮し、より良い商品を提供できるよう取り組んでまいります。


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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