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[2024年4月24日:公表]

ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意−若い年代でトラブル急増中!−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。

 ゴキブリやハチなどの害虫や、ネズミなどの害獣を駆除してもらう、いわゆる「害虫・害獣駆除サービス」の相談が、全国の消費生活センター等に寄せられています。相談はここ数年増加傾向が続き、2023年度は2022年度同期と比べて約1.5倍に増加しています。相談事例では、インターネットで検索して出てきた格安料金を提示する業者に来てもらったところ、ネットの表示とかけ離れた高額料金を提示される事例が多くみられます。特に、10〜20歳代が契約当事者となるケースが急増しており、注意してほしいトラブルです。

 そこで、トラブルの未然・拡大防止のため、最近の相談事例やトラブルが発生する背景を紹介し、消費者に注意喚起します。

啓発資料

相談事例

【事例1】
ゴキブリが出て怖くなりネットで見つけた格安業者に依頼したら高額だった。
【事例2】
ゴキブリ駆除の中断を求めても聞き入れてもらえず高額料金を請求された。
【事例3】
ハチに刺されて死ぬと言われ不安になり駆除依頼したが高額なので解約したい。
【事例4】
不安をあおられネズミ駆除を依頼したが作業内容が不十分なので解約したい。
【事例5】
ネットで探したコウモリ駆除業者と契約したがうそをつかれたので解約したい。

相談事例からみる問題点

  • インターネット上に記載されている料金と実際の料金がかけ離れている。
  • 消費者の不安をあおり、契約を急かす勧誘が行われている。
  • 強引に作業を行い代金を請求している。
  • 事前に複数見積もりを取って比較・検討することができない。
  • 交付される書面に具体的なサービス内容等が明記されていない場合がある。
  • クーリング・オフ妨害をしている事例が見られる。

アドバイス

  • 極端に安い価格を表示するサイトや広告には注意。
  • 複数見積もりを取って比較・検討する時間を与えない事業者とは契約しない。
  • クーリング・オフ等ができる場合がある。
  • おかしいと思ったら、すぐに消費生活センター等に相談。
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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