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[2019年3月14日:公表]

ガードに触れると停止する機能が働かなかった扇風機(相談解決のためのテストから No.130)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「ガードに触れると羽根の回転が停止するという扇風機で、ガードの隙間に子どもが指を入れ、爪がはがれるけがを負った。商品に問題がないか調べてほしい。」という依頼を受けました。

 当該品は、ガードに触れると羽根の回転が停止する機能が付いた扇風機でした。当該品のガードの隙間は最も広い箇所で8mm、ガードから羽根までの距離は最も近い箇所で15mmでした。今回事故にあったのは1歳児で、右手中指にけがを負ったとのことでした。一般的に、指は根元に向かい太くなっており、子どもが中指だけを真っ直ぐに伸ばして、他の指がガードに触れずに羽根に到達するまで指を挿入することは困難であると考えられました。このことから、今回の事故は、指がガードに触れていたものの、機能が働かず、羽根の回転が停止しなかった可能性が考えられました。

 当該品の機能について調査したところ、この機能は、人がガードに触れると触れたことを検知するセンサー回路に信号が入力され、羽根の回転を停止する仕組みとなっていました。しかし、使用する環境(温度、湿度など)や、触れた人の状態(体格、姿勢、服装、履物など)によってはガードに触れても入力される信号が小さいために、触れたことを検知できず、羽根の回転が停止しない場合があることがわかりました。

 なお、取扱説明書にはこの機能について、使用環境や個人差、使用される状況などにより感度が変わることや、小さな子どもがガードに触れても回転が停止しない場合がある旨の記載がありましたが、一方で当該品の外箱にはこの機能について「小さなお子様がいても安心」と記載されていました。

 依頼センターがテスト結果を事業者に説明したところ、相談者に治療費等が支払われたほか、外箱及び事業者のホームページに表示していた「小さなお子様がいても安心」という文言を削除したとのことでした。


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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