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[2017年5月11日:公表]

取っ手が取れたフライパン(相談解決のためのテストから No.111)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「2カ月前に購入したフライパンを使用していたところ、取っ手が取れた。原因を調べてほしい。」という依頼を受けました。

 当該品は、本体と取っ手が固定されている直径約28cmのフライパンでした。同型品の取っ手内部の構造を確認したところ、取っ手は本体に取り付けられているアルミニウム製の結合部にねじで固定されていました。

 当該品の結合部は表面にさびが付着しており、一部が破断して欠けていました。結合部の表面に複数の穴(孔食)(注)が見られ、腐食したことで強度が低下していたものと考えられました。

 一方、取っ手を固定していた鉄製のねじにはさびが見られ、取っ手の内部に水等が浸入したことで腐食したと考えられました。また、当該品のねじは同型品のねじよりも5mm短かったため、同型品と比べて結合部の入り口付近に荷重が集中していたと考えられました。

 以上、当該品は結合部が水等の影響による腐食で強度が低下し破断したことで、取っ手を固定しているねじを支えられず、取っ手が外れたものと考えられました。

 なお、当該品と同型品はねじの長さが異なっていましたが、当該品と同じ長さのねじで同型品の取っ手を固定した場合でも、JISに基づいた強度の基準を満たしていました。

 テスト結果を販売事業者に説明したところ、相談者へ購入代金が返金されました。また、既にねじの長さは変更されていますが、材質の変更及び検査を強化した上で、強度試験と耐久試験を行うとの報告がありました。

  • (注)金属腐食の一種であり、局部的に発生する穴状の腐食。


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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