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[2016年11月2日:公表]

「60歳以上の消費者トラブル110番」実施結果

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 最近の60歳以上の消費者トラブルは、情報通信に関する相談が増加するなど、積極的に消費活動をしている「アクティブシニア」の影響と思われる変化がみられます。国民生活センターでは、敬老の日(9月19日(月曜))にちなみ、9月15日(木曜)〜16日(金曜)に「アクティブシニアのトラブル増加!60歳以上の消費者トラブル110番」(以下「60歳以上110番」という)を実施しましたので、その結果を報告します。


「60歳以上110番」の実施概要

名称:
アクティブシニアのトラブル増加!60歳以上の消費者トラブル110番
実施日:
平成28年9月15日(木曜)〜16日(金曜)(受付時間は10時〜16時)
場所:
国民生活センター相談情報部(特設の電話回線を設置して実施)
対象:
契約当事者が60歳以上の消費生活相談全般
  • ※家族や周囲の方からの相談も受付


「60歳以上110番」の集計結果

9月15日(木曜):53件
9月16日(金曜):42件
2日間合計:95件



主な事例

【事例1】無料だと思いアダルトサイト動画を見たら登録になってしまい支払ったが、さらに請求されそうだ
 スマートフォンでアダルト女優の名前を検索した。画面をタップしたら急に登録になってしまった。困ってサイトに電話をしたら約30万円の請求を受けた。指示通りコンビニのレジで13ケタの数字を伝え約20万円を支払い、さらに9万円のプリペイド型電子マネーのギフトカードを購入し番号を業者に伝えた。支払えば終わりになると思っていたが、また電話があった。電話には出なかったが、追加の請求をされるのではないかと思う。相手は私の名前と電話番号を知っている。どう対処したらよいか。
(60歳代、男性、無職)
【事例2】パソコンの修理を依頼したら不要な会員サービスやスマートフォンの契約をさせられた。違約金に納得できない
 パソコンの修理を依頼したら、スマートフォンの購入も勧められ妻と自分用に2台契約した。また、パソコンのサポートサービスも2時間以上にわたって勧誘され、分厚い説明書も文字が小さくてよくわからなかったが、契約してしまった。さらにタブレット端末も勧められ、不要と伝えたが、無料と言われ、仕方なく受け取った。契約後、パソコンのサポートサービスが3年間の長期間であること、スマートフォンの支払いが4年間で合計50万円もかかることを知った。サポートサービスは不要と申し出たところ、解約金が8〜10万円かかると言われ、納得できなかったが支払って解約した。スマートフォンも解約したかったが、解約金が20〜30万円かかると言われたので、仕方なく継続している。納得できない。
(60歳代、男性、無職)
【事例3】大手電話会社を名乗り、光回線を転用するよう電話で勧誘を受けて契約したが、説明が虚偽であったことが分かった。解約できるか
 大手電話会社の関連会社といって電話があり、電話回線を変更するとこれまでの料金が800円安くなると勧誘を受けた。電話料金が安くなるのであればと了承すると、担当者から連絡すると言われた。その担当者から連絡があり、パソコンを立ち上げて操作をするように指示され、指示通りに操作をしたが入力がうまくできなかったので、パソコンを操作する担当者が来訪した。その際に大手電話会社なのか尋ねると「違いますが、関係はあるかも知れない」と言う。後日、契約書と思われる書類は届いたが、不審なので解約したいが可能か。
(70歳代、男性、無職)
【事例4】チラシを見て、足裏サポーターを電話で申し込んだ。効果がないので返品したいと申し出たら、断られた。返品できないのか
 高齢になり、脚がしびれ、よく歩けなくなってきた。「すたすた歩けるようになる」というチラシを見て、足裏サポーターを電話で申し込んだ。届いたサポーターを装着していたら足首に圧迫感があり、1週間経っても効果がないので返品したいと業者に申し出たら、「2〜3カ月間継続してみるように」と言われ、返品できなかった。代金はまだ払っていないが、返品できないのだろうか。
(80歳代、男性、無職)
【事例5】1年前に新聞広告を見て、クリニックで目の下のふくらみを取る治療を受けたが、1年待ったのに全く効果がない。返金してほしい
 以前から目の下のふくらみが気になっていた。1年前、地域の新聞の後ろ一面に「注射1本で治せる」との広告があったので、話を聞いてみようと電話をした。すると「すぐに相談に来てほしい。費用は30万円程度」と言うので、30万円を下ろして、クリニックに出向いた。個室に呼ばれ、入ってきた若い女性から、突然、「その顔はどうしたのか。そんなにひどい顔は初めて見た。かわいそうに」と言われ、非常にショックを受けた。そして、「注射だけで治る。費用は60万、120万、180万の3種類あり、180万円出すと即効性があり一生戻らない」と説明された。私は、「30万円しか支払えない」と断ったが、「今日するなら10万円まける。残額はクレジットカードで払えばよい」と勧めるので断りきれず、書面にサインはしたが、控えは受け取っていない。効果が出るまでには1年かかると言われ、1年待ったのに全く効果がない。支払った54万円を返金してほしい。
(70歳代、女性、家事従事者)


消費者へのアドバイス

  1. 身に覚えのない請求をされても、あわてて支払わないようにしましょう
  2. 自分だけで判断せず、周囲の人や最寄りの消費生活センターに相談しましょう
  3. 家族や周囲の方も60歳以上の生活スタイルの違いを把握して見守りをしましょう
  4. 少しでも疑問や不安を感じた場合は、すぐに消費生活センター等に相談しましょう



本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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