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[2014年12月18日:公表]

保管中に突然割れた電気グリル鍋のガラス製のふた(相談解決のためのテストから No.81)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「電気グリル鍋のガラス製のふたが保管中に大きな音とともに割れた。割れた原因を調べてほしい。」という依頼を受けました。

 当該品は、電気グリル鍋の強化ガラス製のふたでした。全面にわたって細かく割れており、一部ガラスの欠落がありましたが、ふたの形を保ったまま、ほとんどが残っている状態でした。

 破面解析のため、顕微鏡で観察したところ、破壊起点にかけてガラス表面に線状の傷があり、この傷が割れの原因であると推定されました。

 強化ガラスの表面付近は圧縮応力がかかっていて、浅い傷ではすぐに破壊することはありません。しかし、ガラスの内部は、傷に対して非常に脆弱(ぜいじゃく)な、引張応力がかかっています。このため、表面(圧縮応力層)についた傷が、通常問題にならないような振動や温度変化によって進行し、引張応力層まで到達すると破壊が一気に進むことがあります。

 以上、苦情品が割れた原因は何らかの理由でふたの裏面についた傷が徐々に進行し、強化ガラス内部の引張応力層に達したため、一気に破壊が進んだものと考えられました。

 なお、当該品には強化ガラスである旨と、「割れた場合に破片が細片となって激しく飛散します」、「キズをつけない」などの注意事項がシール表記されていると共に、取扱説明書にはガラスに対する取り扱いの注意について記述がありました。

 依頼センターからテスト結果を相談者に説明し、了解されました。

 強化ガラスは、突然割れ、また、割れた際に細かい破片が飛散することがあります。

 今回のような事故を起こさないため、傷がつかないよう気を付けるなど製品を適切に取り扱う必要があります。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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