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[2014年12月18日:公表]

空転で破断した非金属タイヤチェーン(相談解決のためのテストから No.80)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「ゴム製のタイヤチェーンが、2回の使用、距離にして10km未満走行しただけで断裂してしまった。商品に問題がないか調べてほしい。」という依頼を受けました。

 当該品はゴム製でネット形の非金属タイヤチェーンでした。当該品は2組1ペアで販売されており、1組のチェーンは4個のネットがスプリングで接続された円環構造をしていました。接地面にはスパイクピンが埋め込まれていました。

 当該品の取扱説明書には、チェーンの損傷を避けるために「急のつく運転や連続空転を避ける」、「ロックを確実にする」、「雪のない路面での使用を避ける」といった記述がされていました。

 当該品の損傷状況を調べたところ、ネットの断裂箇所はすべて脱落したスパイクピン付近でした。脱落したスパイクピンの周囲には断裂に至らない亀裂も多く見られました。また、スパイクピンはフランジ(つば状の出っ張り)が著しく摩耗していました。なお、ネットには断裂や亀裂以外に摩耗などの損傷は見られず、スプリングやロック機構にも異常は見られませんでした。

 当該品はスパイクピンの脱落が多く見られ、断裂や亀裂もスパイクピンが脱落した周囲にだけ見られたことから、タイヤの空転等によりスパイクピンが脱落するとともにネットが断裂した、またはスパイクピンが脱落したときに生じた亀裂が進展して断裂に至ったものと考えられました。

 依頼センターからテスト結果を相談者に説明し、了解されました。

 今回のように、チェーンの空転は損傷の原因となります。空転を避けるためにゆるやかな発進・加減速・停止を心がける必要があります。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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