独立行政法人国民生活センター

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[2019年6月:公表]

オイルヒーター

受付番号:30212


目的

オイルヒーターを使用したところ、異臭がして咳き込み、頭痛がした。異臭の原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

相談者が感じたにおいは、苦情品から放散されたホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、エタノール、アセトン、ヘキサン、ブタノール等が混合したものと考えられ、これらの多くは、苦情品に使用された接着剤や溶剤等に由来するものと考えられた。苦情品を6畳相当の部屋に設置した場合の揮発性有機化合物の気中濃度を算出したところ、室内濃度指針値や総揮発性有機化合物の暫定目標値を超えることはないと考えられた。また、モニターテストにおいては半数以上のモニターが何らかのにおいを感じていたが、ほとんどが「使っても良い」と回答した。なお、苦情品は、相談者が異臭を感じてから当センターが受領するまでに4カ月程度が経過しており、その間、事業者の調査等で複数回使用されていたと考えられる。苦情品には使用に伴いにおいがしなくなる旨の表示があり、テスト実施時にはにおいが弱まっていた可能性も考えられた。