独立行政法人国民生活センター

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[2016年12月:公表]

マットレス

受付番号:28072


目的

通信販売で低反発マットレスを購入したところ異臭がし、就寝するたびに、目まいや吐き気がする。商品から発生する揮発性成分等を調べてほしい。

テスト結果の概要

相談者が苦情品から感じたにおいは、苦情品から放散されたパラジクロロベンゼン、酢酸エチル、ノナナール、ベンゼン、デカナール等の揮発性物質が混合したものと考えられた。また、苦情品は購入から日数が経過し、すでに使用されたり天日干し等も行われているため、購入時の状態とは異なる可能性があるが、現状では6畳相当の部屋に設置しても揮発性有機化合物の気中濃度が、「室内濃度指針値」や「総揮発性有機化合物の暫定目標値」を超えることはないと考えられた。しかし、苦情品から放散が確認された物質の大半は、家庭での移行ではない限り当該製品由来と考えられた。