独立行政法人国民生活センター

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[2015年2月:公表]

電気ショック玩具

受付番号:26137


目的

小学生が店のゲーム機で入手したマーカー形の電気ショック玩具で遊んでいたところ、マーカーに触った子どもの手にしびれが残り、病院を受診した。感電の程度について調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の感電の程度は、「苦痛を伴うショック、ただし筋肉の自由が利く程度」であると考えられた。なお、ピーク時には人体に20mAを超える電流が流れる可能性が考えられたが、一周期に対して短時間であり、実際の使用時には瞬時に手を離してしまうと考えられることから、電流が連続して流れることは考えにくい。また、内蔵のボタン電池の消耗によって、流れる電流は徐々に低下していくものと思われる。しかし一方で、感電に驚いて周辺物に体をぶつけてけがをしたり、使用部位に傷がある人や心臓疾患などを抱える人、あるいは子どもやお年寄りが使用した時には危険な状況も考えられるが、苦情品には取扱説明書や注意表示はなかった。