美容医療サービス
「レーザー脱毛」「豊胸」「脂肪吸引」「包茎手術」といった医師が行う美容医療施術において、その販売方法や広告に問題のあるものや、皮膚障害や熱傷など危害を受けたという相談が寄せられています。
PIO-NETに登録された相談件数の推移
年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|---|
相談件数 | 2,036 | 2,209 | 2,766 | 2,464(前年同期 1,853) |
相談件数は2022年12月31日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
最近の事例
美容医療サービスに関する相談
- 美容外科に包茎手術のカウンセリングに行くと、当日か翌日に手術を受ければ安くなると勧められ、当日手術を受けた。冷静に判断できず承諾したが、高額なので減額してほしい。
- 鼻の脂肪溶解のために出向いたクリニックで、溶けるメッシュ状の素材を挿入するプチ整形を勧められて施術を受けたが、リスクの説明がなかった。不安なので元に戻したい。
- 鼻筋を良くする手術を受けたが、医療用で安全だと言われて挿入した樹脂のリスクを説明されていなかったことが後から分かった。返金してほしい。
美容医療サービスに関する相談のうち、危害に関する相談
- 画像専用SNSで見たクリニックの予約を取り、二重瞼の埋没法の手術を受けたが、痛みや腫れがひどく結局抜糸した。返金してほしい。
- 美容クリニックで涙袋にヒアルロン酸を注入する施術を受けたら、片目の周囲が腫れて痣(あざ)としこりができた。美容クリニックにどのようなことを求められるか。
- 顔のハリやトーンアップのために美肌レーザーの手術を受けたらあごをやけどし、赤くなり少し腫れている。クリニックにどのようなことを求められるか。
- ※「最近の事例」は、相談者の申し出内容をもとにまとめたものです。
国民生活センターホームページの関連情報
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