美容医療サービス
「レーザー脱毛」「豊胸」「脂肪吸引」「包茎手術」といった医師が行う美容医療施術において、その販売方法や広告に問題のあるものや、皮膚障害や熱傷など危害を受けたという相談が寄せられています。
PIO-NETに登録された相談件数の推移
年度 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 |
---|---|---|---|---|
相談件数 | 3,798 | 6,281 | 10,717 | 809(前年同期 662) |
相談件数は2025年5月31日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
最近の事例
美容医療サービスに関する相談
- 美容皮膚科で美容注射を打つ契約をした。医師からはリスクの説明はなかったが、帰宅後に副作用でしこりが残るリスクあるという情報を見つけ、不安だ。解約したい。
- 美容外科に包茎手術のカウンセリングに行くと、「重症であり、今契約をすれば安くなる」と契約を急がされ、当日手術を受けた。焦って高額な契約をしてしまったので、支払いたくない。
- SNS広告を見て、痩身目的で美容クリニックを予約し、医療痩身施術と施術に必要な医薬品を契約した。糖尿病治療薬を処方されたが、不審なので中途解約したい。
美容医療サービスに関する相談のうち、危害に関する相談
- 美容クリニックで顔のリフトアップの施術を受けたところ、出来栄えが左右非対称となり、傷が残った。返金を求めたい。
- 画像専用SNSで見たクリニックの予約を取り、二重瞼の埋没法の手術を受けたが、痛みや腫れがひどく結局抜糸した。返金してほしい。
- 美容クリニックで額や眉間のしわを取るために、ボトックス注射を受けたところ、瞼が垂れ下がってしまった。返金してほしい。
- ※「最近の事例」は、相談者の申し出内容をもとにまとめたものです。
国民生活センターの関連情報
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- 医療法改正!美容医療クリニックのウェブサイトにも広告規制が!−詳細説明のないビフォーアフター写真や、治療効果に関する体験談の掲載は禁止されます−(2018年5月24日)