美容医療サービス
「レーザー脱毛」「豊胸」「脂肪吸引」「包茎手術」といった医師が行う美容医療施術において、その販売方法や広告に問題のあるものや、皮膚障害や熱傷など危害を受けたという相談が寄せられています。
PIO-NETに登録された相談件数の推移
年度 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|---|
相談件数 | 1,980 | 2,036 | 2,208 | 1,799(前年同期 1,419) |
相談件数は2021年12月31日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
最近の事例
美容医療サービスに関する相談
- 鼻筋を良くする手術を受けたが、医療用で安全だと言われて挿入した樹脂のリスクを説明されていなかったことが後から分かった。返金してほしい。
- VIOの医療脱毛についてカウンセリングを受けるだけのつもりが、契約してしまった。クーリング・オフしたい。
- 二重まぶた手術の相談に行き、当日中の手術を強く勧められて手術を受けたが、金額や仕上がりに納得がいかない。一部でよいので返金してほしい。
美容医療サービスに関する相談のうち、危害に関する相談
- 顔のハリやトーンアップのために美肌レーザーの手術を受けたらあごをやけどし、赤くなり少し腫れている。クリニックにどのようなことを求められるか。
- 美容外科で頬のたるみ解消の施術を受けたときに、右頬に細かい傷がついたので苦情を伝えたが、認めてもらえない。傷を治してほしい。
- インターネットで検索した美容外科で糸によるフェイスリフトの施術を受けたが、左右非対称であり、傷が治癒しない。返金してほしい。
- ※「最近の事例」は、相談者の申し出内容をもとにまとめたものです。
国民生活センターホームページの関連情報
- 【若者向け注意喚起シリーズ<No.1>】美容医療サービスのトラブル−「10万円」のつもりが「70万円」の契約!?即日施術は避けリスク等の確認を!−(2021年5月13日)
- 自宅で完結?手軽に痩せられる?痩身をうたうオンライン美容医療にご注意!−糖尿病治療薬を痩身目的で消費者に自己注射させるケースがみられます−(2020年9月3日)
- 包茎手術、薄毛治療など、男性の美容医療トラブルに注意!−受診はインターネット検索で公的機関の注意喚起情報を調べてから−(2019年11月21日)
- 医療法改正!美容医療クリニックのウェブサイトにも広告規制が!−詳細説明のないビフォーアフター写真や、治療効果に関する体験談の掲載は禁止されます−(2018年5月24日)
- 美容医療でクーリング・オフが可能なケースも!−特定商取引法に美容医療のルールが加わりました−(2017年12月7日)