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[2026年7月1日:公表]

パワーウインドによる事故に注意!−窒息や切断、骨折など重篤なけがを負っています−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。

 自動車のパワーウインドは、簡単な操作で窓ガラスの開閉ができる便利な機能として広く普及しています。一方で、容易に操作ができることから、子どもが遊びでスイッチを操作したり、運転者が窓ガラスの状態を確認しないまま動作させたりしたことによる事故も発生しています。実際に幼児の首がパワーウインドに挟まり窒息するなどの重篤な事故の報道が、この3年間だけでも2件確認されています。パワーウインドの安全性については、国民生活センターにおいても1999年4月、2003年1月、2010年7月に注意喚起を行っており、国土交通省からも2010年12月に注意喚起がされています。

 安全対策としては、「スイッチの突出量や形状などの周辺条件を考慮し、誤操作しにくい構造とすること」や「パワーウインドにロック機構を設定する」に加え、異物を挟むと窓ガラスが反転して開く挟み込み防止(自動反転)機能を、運転席だけでなく前後の窓にも備えた車種がみられます。

 しかしながら、医療機関ネットワークにはパワーウインドに起因する事故情報が継続的に寄せられており、報道等においては、死亡や重篤な事故が発生している事例が確認されています。一定の安全対策が講じられているにもかかわらず事故が発生している状況を踏まえ、パワーウインドによる事故の実態を把握するため、アンケート調査を実施するとともに、パワーウインドが閉まる際に発生する力や開閉に要する時間などについてテストを行い、その結果を基に、パワーウインドの危険性や使用上の注意点などを取りまとめ、重篤な事故の再発防止に向けて、改めて消費者に情報提供を行うこととしました。

動画【YouTube】

消費者へのアンケート調査

  • 500人中42人が、同乗中の乳幼児がパワーウインドに挟まれた経験があると回答しました。
  • 事例の約5割が運手席からのスイッチ操作で発生していました。
  • 約6割以上の方は状況の確認不足が原因で事故が発生したと回答しました。
  • 同乗させた乳幼児がパワーウインドに挟まれたり、挟まれそうになった経験がある人の約半数では、チャイルドシートを正しく使用できていなかった可能性が考えられました。

テスト

  • 全席に挟み込み防止機能が装備されていたのは7銘柄中2銘柄でした。
  • 挟み込み防止機能がない場合、大人でも静止が難しく、その力は車両や窓の大きさに比例しませんでした。
  • 約2〜3秒の操作時間で全開状態の窓ガラスは全閉になりました。
  • 挟み込み防止機能が装備されたパワーウインドでも操作によっては反転しませんでした。
  • 対象年齢や体格に適合したチャイルドシートを選択し、正しく使用した場合、乳幼児の身体は適切に固定されてパワーウインドまで手が届かなくなるため、挟まれる危険性を大幅に低減できると考えられました。

事故の再現

  • 後部座席の乳幼児は、気づかないうちに正しい乗車姿勢が崩れている可能性があります。
  • 幼児によるスイッチのいたずらや誤操作は、重篤な事故につながるおそれがあります。

消費者へのアドバイス

  • 乳幼児を同乗させる際は、チャイルドシートを正しく使用し、チャイルドシートのベルトを確実に装着しましょう。
  • パワーウインドの危険性や操作方法について、正しく理解しておきましょう。
  • 子どもが乗車する際は、パワーウインドのロック機能を活用し、子どもによる操作を防ぎましょう。
  • パワーウインドを操作する際は、安全を確認してから行いましょう。

啓発資料

業界への要望

  • パワーウインドの挟み込み事故の防止に向け、引き続き消費者への注意喚起及び啓発を行うことを要望します。
  • スイッチを引き続けた場合でも、挟み込み防止機能が作動するよう要望します。
  • 挟み込みが発生した場合、操作者が速やかに認識できる安全機能の開発を要望します。

行政への要望

  • パワーウインドの挟み込み事故の防止に向け、引き続き消費者への注意喚起及び啓発を行うことを要望します。

要望先

  • 消費者庁(法人番号5000012010024)
  • こども家庭庁(法人番号7000012010039)
  • 国土交通省(法人番号2000012100001)
  • 一般社団法人日本自動車工業会(法人番号7010405008746)

情報提供先

  • 内閣府 消費者委員会(法人番号2000012010019)
  • 特定非営利活動法人Safe Kids Japan(法人番号5010905002878)
  • 日本自動車輸入組合(法人番号8010405005536)
  • 一般社団法人日本自動車販売協会連合会(法人番号8010405010115)
  • 一般社団法人全国軽自動車協会連合会(法人番号4010405003997)
  • 一般社団法人日本自動車連盟(法人番号8010405009479)
  • 一般社団法人日本中古自動車販売協会連合会(法人番号5011005001878)
  • 一般社団法人全国レンタカー協会(法人番号4010405009417)

本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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