子どものボタン電池の誤飲事故に気をつけましょう!−電池の放電によるアルカリで消化管が損傷します−
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
コイン形リチウム電池やボタン形アルカリ電池などを誤飲した場合、電池の放電により作り出されたアルカリによって、食道や胃などの消化管を損傷(化学やけど)する危険性があり、過去には死亡事故も発生しています。
ボタン電池の誤飲防止に関しては、2014年に消費者庁や当センターが注意喚起を行い、2018年には国内の電池業界で誤飲防止パッケージが採用されるなど、様々な事故防止の取組みが行われてきましたが、「医療機関ネットワーク」や「医師からの事故情報受付窓口」には現在も事故情報が寄せられています。
事故情報の中には入院を必要としたケースも見られ、更に処置が遅れれば重篤な事故につながる恐れがあります。ボタン電池の誤飲が極めて危険であることに変わりはないことから、子どものボタン電池の誤飲事故の未然防止・拡大防止のため、消費者へ注意喚起を行います。
動画【YouTube】
消費者へのアドバイス
誤飲事故を未然に防ぐ
- ボタン電池は子どもの手の届かないところに置きましょう。
- ボタン電池使用機器の状態にも気を配りましょう。
- 玩具は「STマーク」付きの商品を選びましょう。
- 子どもが訪問する先でもボタン電池等の管理をしっかりしましょう。
誤飲事故が発生したら
- 誤飲したところを発見しても急に大きな声をかけないようにしましょう。
- 口の中のものは速やかに取り除き、飲み込んだものは無理に吐かせないようにしましょう。
- ボタン電池の誤飲が疑われる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
啓発資料
業界・事業者への要望
- ボタン電池の誤飲防止パッケージの普及及び消費者が誤飲の危険性を容易に認識できる表示を要望します。
- ボタン電池使用機器について消費者が誤飲の危険性を容易に認識できる表示を要望します。
行政への要望
- 子どものボタン電池誤飲事故防止のため、消費者への注意喚起、啓発を行うよう要望します。
- ボタン電池の誤飲事故を防ぐために、より安全な構造の商品開発を行うよう業界・事業者へ引き続き働きかけることを要望します。
インターネットショッピングモール運営事業者への協力依頼
- ボタン電池やボタン電池が使用された機器の商品情報に、子どもによる誤飲事故の防止に係る注意表示、啓発等の協力を依頼します。
要望先
- 経済産業省(法人番号4000012090001)
- こども家庭庁(法人番号7000012010039)
- 一般社団法人電池工業会(法人番号8010405010461)
協力依頼先
- アマゾンジャパン合同会社(法人番号3040001028447)
- LINEヤフー株式会社(法人番号4010401039979)
- 楽天グループ株式会社(法人番号9010701020592)
情報提供先
- 消費者庁(法人番号5000012010024)
- 内閣府 消費者委員会(法人番号2000012010019)
- 厚生労働省(法人番号6000012070001)
- 一般社団法人日本医療機器産業連合会(法人番号9011105006212)
- 一般社団法人日本計量機器工業連合会(法人番号6011105005316)
- 一般社団法人日本電機工業会(法人番号8010005016727)
- 一般社団法人日本時計協会(法人番号7010005016620)
- 一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会(法人番号8010405010552)
- 公益社団法人日本小児科学会(法人番号5010005018346)
- 特定非営利活動法人Safe Kids Japan(法人番号5010905002878)
- オンラインマーケットプレイス協議会(法人番号なし)
本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165
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