マイナンバー制度に便乗した不審な電話等にご注意ください!
2015年からマイナンバー制度が始まり、マイナンバー制度に便乗した不審な電話等に関する相談が寄せられています。
最近では、「マイナポイント第2弾のお知らせ」「マイナポイントがもらえる」などとマイナポイント事務局をかたり、個人情報やクレジットカード情報を不正に得ようとする“詐欺メール”に関するものが見受けられます。
相談事例
- 【事例1】マイナポイント事務局からのメールと誤信してクレジット番号等を入力してしまった
- スマートフォンにマイナポイント第2弾のお知らせメールが届き、本文に「マイナポイント事務局」との記載があった。すでにポイントを受け取っていたが、2回目のポイント付与があるのかと思いメール記載のサイトに移動して、個人情報、クレジットカード情報やそのパスワード、マイナンバー関連の情報を入力して送信してしまった。後で気になってネットで調べたところ詐欺メールだと気づき、クレジットカード会社に申し出てクレジットカードの番号は変更した。しかし、私は他のクレジットカードも同じパスワードに設定にしているため不安だ。どのように対処したらよいか。
- (2023年10月受付 契約当事者:60歳代、女性)
- 【事例2】行政機関を名乗り、還付金の支払いにマイナンバーカードが必要との不審な電話があった
- 行政機関の健康保険課から電話があり、「保険料の還付金が2万5000円あるので手続きしてほしい」と電話があった。銀行の通帳とキャッシュカード、マイナンバーカードを用意するよう指示され、また電話すると言われて電話が切れたが、よく考えると不審だ。
- (2019年4月受付 契約当事者:70歳代、女性)
- 【事例3】漏えいした個人情報を削除するので、マイナンバーを教えるようにという不審な電話があった
- 国の消費者行政機関を名乗る相手から、「あなたの個人情報が3社から漏れている。漏れている個人情報を削除する」との電話があった。また、「番号の変更手続きにマイナンバーが必要だ」と言われて、マイナンバーを伝えてしまった。その後、「電話があり2社は削除できたが1社はできなかった。削除できなかった1社は100人にならないと削除できないので、他の人の登録が必要」と言われた。不審だ。
- (2018年4月受付 契約当事者:80歳代、男性)
アドバイス
- マイナンバー制度をかたった不審な電話、メール、手紙、訪問等には十分注意し、マイナンバーの提供を求められても、絶対に伝えないでください。
- マイナポイント関連のサイトに誘導するメールやSMSが届いたら詐欺を疑い、URLにはアクセスしないでください。
- 少しでも不安を感じたら、すぐにお近くの消費生活センターや消費生活相談窓口(消費者ホットライン188番(3桁の全国共通の電話番号))や警察(警察相談専用電話#9110)等に相談してください。
- ※なお、「通知カードや個人番号通知書」「マイナンバーカード」「マイナポイント」に関することや、その他マイナンバー制度に関するお問い合わせは、マイナンバー総合フリーダイヤル0120-95-0178(無料)にて受け付けています。
国民生活センターの関連する公表資料
発表情報
- マイナポイント事務局をかたる“詐欺メール”にご注意!−メールが届いたら詐欺を疑い、URLにはアクセスしないで−(2023年10月27日)
- 新型コロナウイルスに便乗した悪質商法にご注意!(速報第5弾)−「助成金があるので個人情報を教えてほしい」等の“なりすまし”や“オレオレ詐欺”に注意−(2020年4月3日)
- 訴訟履歴がマイナンバーに登録される!?マイナンバー制度を悪用したお知らせメールにご注意ください!(2016年1月26日)
- マイナンバー制度に便乗した不審な電話等にご注意ください!(第2報)−「マイナンバーが漏えいしている」などといった不審なメールにもご用心−(2015年11月12日)
- マイナンバー制度に便乗した不審な電話等にご注意ください!(2015年9月15日)
見守り情報
- ご注意! マイナンバー制度に便乗した詐欺被害(2016年4月27日)
- マイナンバー制度に便乗した詐欺に注意(2015年10月20日)
消費者トラブル解説集
- 「訴訟記録がマイナンバーに登録される」という不審な電子メールが届いた(2016年3月4日)
中央省庁等の情報
- マイナポイントに乗じた詐欺にご注意ください!(消費者庁)
- マイナポータルを騙った詐欺メール及び偽サイト(フィッシング詐欺)に関する注意喚起(デジタル庁)
- マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘や個人情報の取得にご注意ください!(総務省)
本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。