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[2024年12月12日:公表]

少しずつゆっくりとかんで、餅での窒息事故を防止!

2024年12月12日、メールマガジンに掲載された情報です。
メールマガジンの登録は見守り新鮮情報お申し込みからできます。

[第501号]

リーフレット版[PDF形式](219KB)

内容

事例1

自宅で餅を食べていたところ、のどに詰まらせた。苦しがって数分で意識を失い、救急車を呼んだ。救急隊により餅は取り除かれたが、死亡した。(80歳代)

事例2

朝食に食べた餅がのどに詰まり、反応がなくなった。家族が救急車を呼び、口の中から餅を取り出した。救急隊が到着した時は、呼吸はできていたが異物が残っていたため取り除いた。病院に到着した時には意識が回復し、他に異常がないことが確認されたため、帰宅となった。(80歳代)

ひとこと助言

高齢になると、かむ力や飲み込む力が弱くなるため、特に餅を食べる機会が増える年末年始は、以下の点に注意して窒息事故を防ぎましょう。

  • 餅を食べやすい大きさに小さく切っておきましょう。
  • あらかじめお茶や汁物を飲んでのどを潤しておきましょう。
  • ゆっくりとよくかんで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込みましょう。
  • 高齢者と一緒に食事をする際は、少しずつ口に入れているか、しっかりかんでいるかなど食事の様子に注意を払い、見守りましょう。

本情報は、医療機関ネットワーク事業に参画している医療機関に寄せられた情報をもとに編集・発行しています。


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