未成年の子どもがスマホゲームで高額課金してしまった!
質問
小学生の息子が、親のスマートフォンを使ってオンラインゲームで遊び、高額な課金をしてしまいました。子どもが無断でやったことなので、請求を取り消してもらえないのでしょうか。
回答
未成年者が親の同意を得ずに契約した場合、民法で定められた「未成年者取消権」によってその契約を取り消すことができます。しかし、オンラインゲームでは未成年者が契約したことを証明することが難しく、必ず取り消されるとは限りません。
まずは、課金を行ったアカウントからプラットフォーム事業者(注)に問い合わせ、未成年者による課金だったということを申し出ましょう。
- (注)インターネット上でゲームコンテンツを配信するとともに、有料コンテンツの取引の場を運営する事業者。
解説
スマートフォンのオンラインゲームの課金は、一般的に、プラットフォームのアカウントを通じて行われます。課金の取消しを申し出る場合は、課金をしたアカウントからプラットフォーム事業者に問い合わせます。プラットフォーム事業者のホームページを見て、問い合わせ方法を確認しましょう。
ただし、保護者のスマートフォンで課金したという場合、子どもが操作していたとしても、課金したアカウントが保護者のものであれば、保護者の判断で課金したとみなされ、取消しが認められないことがあります。
プラットフォーム事業者が取消しを認めなかった場合には、ゲームの提供会社に問い合わせをすることもできます。ゲーム提供会社においても事実確認を行うことがありますが、子どもが課金したと証明することが難しいため、取消しが認められないことがあります。
お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。