副業サポートや投資の名目で借金させる業者に注意!−複数の貸金業者から次々と借り入れさせる手口が目立ちます−
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全国の消費生活センター等には、副業や投資に関する消費者トラブルが依然として多く寄せられています。こうしたトラブルでは、サポート費用や投資資金等の名目で多額の金銭を請求されますが、勧誘時に「簡単に儲かる」「すぐに返済できる」と説明され、それを信じて支払ってしまいます。しかし、実際には副業や投資で儲けることはできず、トラブルになっています。副業や投資を勧誘する業者から「すぐに返済できる」と言われて借り入れをした場合であっても、その借り入れに対する返済義務は借り入れをした消費者が負います。
国民生活センターでは、こうしたトラブルについて、これまでも消費者に注意を呼び掛けてきましたが、近年、副業や投資等を勧誘する業者から指示されるままに、複数の貸金業者から短期間のうちに次々に借り入れ、副業等を勧誘してきた業者に支払っているケースが目立ちます。特に20歳代以下という若年層からの相談が多く、より一層の注意が必要となります。
そこで、このような消費者トラブルを防止するため、相談事例を紹介し、消費者への注意喚起を行うとともに、同種被害の未然防止・拡大防止のため、業界団体への要望を行います。
相談事例
- ネット広告から登録した業者に、アフィリエイトで稼ぐためのサポートをするコースを勧められた。消費者金融から借り入れるように指示され、画面共有アプリをダウンロードして業者と画面を見ながらその日のうちに合計450万円を借り入れた。
- インターネットでアルバイトを検索して出てきた業者から、AIで作成した競馬予想ソフトで儲けるための代金を消費者金融で借り入れるよう案内され、インターネット上で合計100万円を借りて、個人名義の口座に振り込んだ。
- インターネットで見つけた「FX投資で儲かる」という業者に約150万円の費用は消費者金融から借金するように言われ、そのとおりに借り入れて業者の指定する口座に振り込んだ。投資した資金が出金できず、消費者金融には自分で返済せざるを得なくなってしまった。
相談事例からみる問題点
- 「簡単に稼げる」「すぐに元が取れる」などと言われて借金をしても、収入が得られず、高額な借金だけが残ってしまう。
- 複数の貸金業者から短期間のうちに次々に借り入れさせ、年収を大幅に超える金額の借金をさせるケースがみられる。
- 「副業や投資の説明のために必要」などと言われて遠隔操作アプリをインストールさせられたり、画面共有をされたりすることがある。
消費者へのアドバイス
- 「簡単に稼げる」「すぐに元が取れる」などの甘い言葉をうのみにせず、借金をしてまで契約しないようにしましょう。
- 副業や投資等を勧誘する業者から虚偽の申告をするよう指示されたり促されたとしても、絶対に虚偽の申告はしないでください。
- 安易に遠隔操作アプリをインストールしたり、副業や投資などを勧誘する業者と画面を共有したりしないようにしましょう。
- 不安に思った場合やトラブルが生じた場合には、すぐに最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。
- *消費者ホットライン「188(いやや!)」番
- 最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
関係団体への要望
貸金業者各社では特定条件の申込者への注意喚起や申し込み時の資金使途の確認などの対策が講じられているところですが、副業や投資などを勧誘する業者から、サポート費用や投資資金等の名目で金銭を請求し、その際、複数の貸金業者から借り入れさせるケースが急増していることを踏まえ、同種トラブルの未然防止・拡大防止のため、引き続き慎重な貸付審査や利用者への周知などの取組を推進するよう要望しました。
要望先
- 日本貸金業協会(法人番号5010405007114)
本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。
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