開栓時に破損したワイン瓶(相談解決のためのテストからNo.201)
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。
依頼内容
「ワインをワインオープナーで開けたところ、ワインの瓶が割れ、手にけがを負った。瓶が割れた原因を調べてほしい。」という依頼を受けました。
調査
当該品は、容量750mlのワインが入っていた瓶で、「口部及び首部を覆っているカバーを外さずにワインオープナーを使用してコルクを抜こうとしたところ、瓶が割れた」とのことでした。当該品は首部が破断しており、その首部が2つの破片になっていたほか、破片の一方にはコルクが残存していました。コルクの天面には、コルクせん抜き(スクリュー)を挿入した痕跡のほか、そこから口部に向かって損傷している様子がみられ、その先の口部は一部が欠損していました。
当該品の破断面を観察したところ、破壊の起点は口部の欠損箇所と考えられました。起点周辺では衝撃点から波紋状に広がる破面模様(リップルマーク)がみられたほか、そこから下方に伸展したことを示す羽毛状の破面模様(フェザーライン)がみられました。各破片を組み合わせると、起点周辺は一部が欠損しており、局所的な衝撃力による破損の際に生じる円錐形の特徴的な破壊形態(ヘルツコーン)がみられました。起点から下方へ伸展した亀裂は、首部の背面側に伝搬し、再び口部に達したものと考えられました。
以上のことから、当該品は開栓の際にコルクせん抜き(スクリュー)が口部の内側に接触した状態で応力が加わったことにより、破壊に至ったものと考えられました。
消費者へのアドバイス
ワインの瓶などコルクせん抜き(スクリュー)で開栓する際は、口部に接触した状態で力を加えると瓶が破損する危険性があるため、コルクの中央に垂直に挿入するようにしましょう。
本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165
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