紫外線でボロボロになったカーテン(相談解決のためのテストからNo.200)
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。
依頼内容
「約6年間使用したカーテンの裏面に白い粉が生じた。白い粉が何か調べてほしい。」という依頼を受けました。
調査
当該品はポリエステル製とされる白色のカーテンで、使用頻度の低い部屋で使用しており、閉めた状態が多かったとのことでした。
当該品の窓側に向いていた面(裏面)に、購入して5年が経過した頃から、白い粉が付着していることに気づき、特に、直射日光をよく受ける箇所では顕著にみられたとのことでした。
当該品の裏面に触れると、白い粉状の異物が大量に付着しました。当該品の表面、裏面に使用されていた繊維及び白い粉状の異物を、フーリエ変換赤外分光分析(FT-IR)法により分析したところ、いずれもポリエステルを主材とするものと考えられました。さらに、当該品の裏面と白い粉状の異物を走査型電子顕微鏡で拡大観察したところ、裏面は全体的に繊維の破損がみられ、白い粉状の異物は短い繊維状のものでした。
白い粉状の異物は、裏面の繊維と形状が類似しており、素材も一致することから、裏面の繊維が外部からの紫外線(太陽光)等によってもろくなり(脆化:ぜいか)、破損して生じたものと考えられました。
消費者へのアドバイス
当該品に付着していた白い粉状の異物は、カーテンの繊維(ポリエステル)が外部からの紫外線(太陽光)等によりもろくなり、破損して生じたものと考えられました。ポリエステルは比較的光に強い素材ですが、一般にどのような素材も長期間にわたる日光暴露によって、紫外線の影響を受けてもろくなることを知っておきましょう。
本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165
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