国勢調査をかたる不審な電話や訪問にご注意ください!−調査員が年収、口座情報といった資産状況などを聞くことは絶対にありません−
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
国勢調査は、日本に住むすべての人と世帯を対象に、国内の人および世帯の実態を把握することを目的として、5年に一度行われる統計調査です。この国勢調査をかたる不審な電話や訪問に関する相談が全国の消費生活センター等に寄せられています。
相談事例では、「国勢調査に協力しないとブラックリストに載る」「電話が使えなくなる」といった不審な電話や、「国勢調査の調査員と名乗る者が訪問し家族構成や年収を聞いてきた」など、国勢調査をよそおって個人情報等をだまし取ろうとする「かたり調査」の手口が寄せられています。
国勢調査では、金銭を要求することはありません。また、年収、預貯金額、銀行口座の暗証番号、クレジットカード番号等の資産状況などを聞くことは絶対にありません。
不審な電話などがあったときは、お住まいの市区町村の国勢調査担当や消費生活センター、警察相談専用電話に相談してください。
相談事例
国勢調査の調査員と名乗る者が自宅を訪問し、家族構成や年収を聞いてきた
国勢調査の調査員と名乗る者が自宅を訪問し、インターホン越しに家族構成や年収を聞いてきた。不審なので回答はしなかったが、目的もわからず不安だ。
(2020年9月受付 40歳代 女性)
その他、以下のような相談も寄せられています。
- 「国勢調査に協力しないとブラックリストに載る」という不審な電話があった。
- 自治体の担当を名乗る男性から「国勢調査に漏れがあった」と非通知で電話があった。
アドバイス
- 2025年国勢調査では、9月下旬頃から調査員証を携帯した調査員が調査書類を配布します。その際、世帯主の氏名や調査票の必要枚数を確認しますが、年収、預貯金額、銀行口座の暗証番号、クレジットカード番号等の資産状況などを確認することはありませんので、聞かれても答えないでください。
- 詐欺やその他の犯罪に結びつく可能性もありますので、不審だと思ったら、すぐに話をやめる、電話を切るなどしましょう。
- 不審な訪問や電話などがあったときは、お住まいの市区町村の国勢調査担当や自治体の消費生活センター、警察にご相談ください。
- *消費者ホットライン「188(いやや!)」番
- 最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
- *警察相談専用電話「#9110」番
- 発信地を管轄する警察本部等の総合窓口につながる全国共通の電話番号です。
本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。
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