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[2024年12月6日:公表]

電気・ガスの契約トラブルにご注意!−若年層は訪問販売、それ以外の年代は電話勧誘販売の相談が見られます−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。

 2016年4月1日より電力、2017年4月1日よりガスの小売全面自由化がなされてから、契約トラブルについて注意喚起を複数回にわたり実施してまいりました。こうした中で、10歳代、20歳代の若年層の相談の占める割合が増加しています。契約当事者の年代別に販売購入形態をみると、若年層では訪問販売が8割近くを占めますが、それ以外の年代では訪問販売だけでなく、電話勧誘販売も一定の割合を占めており、年代による違いがみられます。

 また、電気・ガス共に寄せられた相談件数を契約月別にみると年明けから春先にかけて増加する傾向がありますので、これから引っ越しなどで新生活を始める時期に向け、改めて消費者に対する注意喚起を行います。

啓発資料

相談事例

「管理会社から委託を受けた」と言われて電力の切替契約をしたが、管理会社は委託していなかった

 事業者がアパートに訪問してきて、「管理会社から委託を受けた」と電力の切替を勧められた。管理会社の委託だと思って切替を了承し、供給地点番号等の必要な情報を伝えた。

 その後、契約内容がよくわからないままだったので、重要事項説明書を確認して、管理会社に問い合わせたところ、「委託したことはない」と返答され、事業者の説明が事実ではないことがわかった。クーリング・オフしたい。重要事項説明書は受け取っているが、プラン、金額等はわからない。契約書は後日送付すると言われた。

(2024年9月受付 20歳代 男性)

その他、以下のような相談も寄せられています。

  • 電話勧誘で「電気代が安くなる」と言われて契約したが、その後、調べたところ、評判が良くないので解約したい。
  • 「ガス代が安くなる」と言われて契約したが、ごくわずかな金額しか安くならないことがわかった。

消費者へのアドバイス

  • 料金プラン等の説明を受けたうえで検討し、契約の意思がない場合は、はっきりと断りましょう。
  • 切替契約後でもクーリング・オフ等ができる場合があります。
  • 困った場合にはすぐに相談しましょう。
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
*経済産業省電力・ガス取引監視等委員会の相談窓口
電話番号:03−3501−5725

本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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