背面から発煙した電気ストーブ(相談解決のためのテストからNo.161)
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消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。
「電気ストーブを使用していたところ、背面から発煙した。発煙した原因を調べてほしい。」という依頼を受けました。
当該品は自動首振り機能を有した電気ストーブでした。当該品を調査したところ、背面の首振り部分のカバー内で、電線が焼損し、断線していました。この焼損部分は、電源コードと本体の電源線を接続する、2つの絶縁被覆付閉端接続子のうちの1つでした。
次に、X線検査装置を用いて観察したところ、焼損していた端子は心線の挿入不足がみられ、もう一方の端子についても同様に心線の挿入不足がみられました。このため本体の電源線が適切に圧着されておらず、接触不良となって、通電時に異常発熱が起こり、周辺の絶縁物の焼損及び背面から発煙したものと考えられました。
依頼センターがテスト結果を事業者に説明したところ、事業者でも調査が行われ、「調査の結果、国民生活センターのテスト結果と同様の見解である。今後、管理を強化する。」との回答があり、当該品は同等品に無償交換されました。
本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165
[報告書本文] 背面から発煙した電気ストーブ(相談解決のためのテストからNo.161)[PDF形式](412KB)
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