愛のギフトを受け取ってほしい!?それってもしかして「国際ロマンス詐欺」?
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
SNSやマッチングアプリなどインターネットで知り合った外国人と親しく連絡を取り合ううちに送金を迫られるいわゆる「国際ロマンス詐欺」に関する相談が継続して国民生活センター越境消費者センター*に寄せられています。
国際ロマンス詐欺の送金させる手口はさまざまですが、特に、荷物等を送るので代わりに受け取ってほしいと言われ、受け取る際に通関料などの料金を請求されるという相談が目立っています。
- *CCJ:Cross-border Consumer center Japanの略。
相談事例
受取人払いの料金を請求された
外国人との交流サイトで知り合ったソマリアで従軍しているという女性と仲良くなり、SNSでやりとりをしていたところ、日本に送る荷物があるので代わりに受け取ってほしいといわれた。承諾し、個人情報を教えたところ、配送事業者から受取人払いで50万円かかるとの連絡があり、数日以内に国際送金で支払うようにとせかされている。荷物を受け取るのにお金がかかると思っておらず、荷物の中身についても聞いていない。おかしいと思う。
その他、以下のような相談も寄せられています。
- 指定されたサイトでギフトの配送状況を確認すると、通関手数料を請求されていることがわかった
- 相手のパスポートが送られてきたので信用し荷物の受取りを承諾したら、高額手数料を請求された
- 資産譲渡のためキャッシュカードの受取りを承諾すると、通関手数料を請求された
- 日本へ渡航するための休暇取得費用を請求された
アドバイス
- インターネットで知り合いになった面識のない海外の人と安易に荷物を受け取る約束をしない
- 手数料などを要求されても支払わない
- 周囲の人が巻き込まれていると思われる場合には消費生活センターへの相談を促す
- 不安に思ったら、送金等をする前に、すぐに最寄りの消費生活センター等に相談する
- *消費者ホットライン:「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
情報提供先
- 消費者庁 消費者政策課(法人番号5000012010024)
- 内閣府 消費者委員会事務局(法人番号2000012010019)
本件連絡先 相談情報部
※[PDF形式]で作成した文書を開くにはAdobe Readerが必要となります。PDF形式の閲覧方法について