独立行政法人国民生活センター

検索メニュー

×閉じる

現在の位置: トップページ > 相談事例 > 消費者トラブル解説集 > 純正品でない格安のプリンター用インク

ここから本文
[2020年10月28日:公表]

純正品でない格安のプリンター用インク

質問

 プリンターのインクを交換しようと思い、通販サイトで格安で売られていたものを購入しましたが、届いた商品を確認したら純正品ではありませんでした。このまま使っても大丈夫でしょうか?

回答

 互換性があっても、純正品とは印刷の質が異なる場合もあります。プリンターの保証期間内であっても、故障や不具合が出た際に、無償修理等のサポートが得られない可能性があることも理解したうえで使いましょう。

解説

 プリンターには、多種・多色のインクが用いられており、交換の際に思いのほか費用がかかることがあります。また、プリンターが古くなると、純正の交換インクが量販店では売っていないこともあります。

 そこで、インターネットショップなどで、安価な交換インクを探し、購入するケースがありますが、カートリッジの形状が同じ場合でも、中に詰めてあるインクの量や質は、必ずしも純正品(プリンターのメーカーが製造したもの)と同じではありません。互換品を使用した場合「印刷の色味が異なる」や「インクが漏れて、プリンターが使えない」といったことも起こりえます。

純正品でない商品を購入する際は

 純正品でないインクを使用してプリンターが故障や不具合を起こした場合は、無償修理等の保証期間内であっても有償修理になるなど、メーカーによるサポートが受けられないことがほとんどです。

 上記のリスクを踏まえたうえで、商品説明などを見て性能等の詳細情報を確認し、価格も考慮したうえで自分のニーズにあった商品を選択するようにしましょう。メーカーによっては純正品の見分け方について、ホームページ等に記載している場合もあります。

 なお、店舗で購入する際は、従業員に直接確認するのも一つの方法です。

 お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

  • ※純正品でないものを利用する際の注意点は、プリンター用インクに限らず、商品全般において言えることです。他の商品購入の際も留意しましょう。