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[2016年1月19日:公表]

手持ち花火が突然暴発!!

質問

 おもちゃ花火(手持ち花火)に着火したところ、少ししたらいきなりすごい量の炎を吹き出し、危うくやけどをしそうになりました。どうしてこんなことになったのでしょうか。

回答

 おもちゃ花火は火薬を用いたものであることから、花火の持ち手や筒の部分が変形していると火薬が本来の位置ではない所に移っている可能性があり、異常な燃焼の仕方をすることがあります。

 どのような原因でそのような事故になったかを調べるため事故品の花火は保管し、捨てないようにしましょう。

解説

 周りの友人や家族と一緒に楽しむ花火は、法律(火薬類取締法)では「がん具煙火」と言われています。

 花火は火薬を用いたものであることから、楽しむ際には取扱説明書をよく読んで遊ぶことがとても大切です。夜に楽しむと思われますので、購入したらまず明るい所で取扱説明書をよく読んでおくとともに、遊ぶときは、記載内容を守りましょう。

 おもちゃ花火の業界団体である公益社団法人日本煙火協会では、品質の安全基準となるSFマークを発行していて、SFマーク付きのおもちゃ花火で、花火自体の欠陥で消費者に災害を与えた場合、製造・輸入者が賠償することになっています。ですが、同協会によると起きている事故原因は、使用上の不注意によるものがほとんどということです。

 現実には、花火の特性上燃焼してしまうため、欠陥を証明することには困難を伴います。

 情緒を味わいながら楽しむためにも、事前に取扱説明書をよく読むといった手間は惜しまないことが重要です。

 困ったときには、お近くの消費生活センターにご相談ください。