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[2016年3月4日:更新]
[2011年10月18日:公表]

スマートフォンの機種変更時、複数の有料オプションに半ば強制的に加入させられた

質問

 スマートフォンの機種変更時に販売店の店員から「無料期間中に解約すれば月額情報料は発生しない」と、複数の有料オプションへの加入を強引に勧められました。自分には必要のないものばかりであり、無料期間中の解約手続きも面倒です。半ば強制的に加入させられるのは納得できません。加入する必要はあるのでしょうか。

回答

 納得できない契約や必要のない有料オプションの契約はきっぱり断りましょう。携帯電話やスマートフォンなどの機種変更の条件として、どうしても加入が必要な場合は、オプションの名称と運営事業者名、無料で解約できる期間、解約方法を書面等でよく確認し、慎重に契約しましょう。契約した場合は、無料期間中に必ず解約するのを忘れずに!

解説

 有料オプションの加入は、本来加入者の自由意思に基づいて行われるべきものではありますが、携帯電話やスマートフォンの機種変更などを行う際、いくつかの有料オプションに加入することが条件になっていることがあります。無料期間中に有料オプションの解約手続きを行わないと、利用料金を請求されることになります。携帯電話会社が運営するオプションであれば、携帯電話会社のウェブサイト等で明細の確認や解約手続きができますが、携帯電話の販売店が独自に勧めるオプションの場合、書面等で確認しなければ解約方法等がわからず、解約手続きが難しくなりますので注意が必要です。

 無料期間内に解約するつもりで不必要なオプションに加入する場合には、オプションの名称と運営事業者名、連絡先、無料で解約できる日程、解約の方法などをよく確認し、書面で示すよう販売店に依頼しましょう。

 有料オプションへの加入が携帯電話やスマートフォンの機種代金を安くする条件になっている場合は、あえて条件をのまずに加入しない、という選択肢もあります。割り引かれる機種代金と、加入するオプションにかかる利用料金の総額、解約方法などについて店舗の担当者に確認し、バランスをよく検討してから慎重に判断するとよいでしょう。

 困ったときには、お近くの消費生活センターにご相談ください。