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[2011年3月31日:公表]

洗面化粧台にケミカルクラックと呼ばれる亀裂が発生、修理は不可能だと言われた

質問

 数年前に取り付けた洗面化粧台の鏡面扉の蝶番付近に亀裂が発生した。製造業者に問い合せるとケミカルクラック現象であり、修理は不可能だと言われた。

回答

 洗面化粧台等に使用されている樹脂には、一部の薬品や油性成分により変色や溶解、亀裂を起こすものがあります。ケミカルクラックとは、洗面化粧台等の樹脂に荷重がかかっている箇所に洗剤や化粧品等が付着した場合、時間が経つにつれて洗剤や化粧品等と応力(荷重等)の相乗効果で樹脂に亀裂が発生し、割れる現象です。ケミカルクラックが発生した際には、そのまま使い続けるとさらに被害が拡大する恐れもあるため、対象製品や部品を交換する必要があります。

 製品の取扱説明書や洗剤の表示をよく確認し、洗剤の成分を確認して手入れをしましょう。また、化粧品等が付着した場合にはすぐにふき取り、水拭きの後、さらに乾拭きしておくとよいでしょう。