椅子
受付番号:2022090
目的
椅子を使用中、背もたれが破損した。破損した原因を調べてほしい。
テスト結果の概要
苦情品は座面と背もたれを固定する部品が、背もたれに力がかかったときに応力が集中する部分で破断していた。破断面の様子から、繰り返しの負荷などによって亀裂が発生、進展した状態で瞬間的な力が加わったことで破断したものと推察された。しかし、起点周辺には傷や打痕などはみられず、亀裂が発生した原因については特定できなかった。なお、苦情同型品について、JISに基づく静的強度試験及び耐久性試験を行った結果、異常はみられず、苦情品がそれと同等であれば、設計上の強度に問題はなかったと考えられた。