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[2024年5月22日:公表]

アームリング付き浮き具による子どもの溺水事故が発生!−浮き具をつけても安心しないで−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。

 子どもの水辺での遊戯用補助具として、左右のアームリングと胸部の浮き具(浮力体)が一体となった「アームリング付き浮き具」がインターネット通信販売等で販売されており、様々な形状のものが見受けられます。

 今般、2023年12月、「医師からの事故情報受付窓口」に、アームリング付き浮き具を着用中に子どもが溺水したとの情報が寄せられました。当該商品は、浮力体が胸にくるように着用する想定のものでしたが、事故当時は浮力体が背中側にくるように着用していました。当該商品では、そのような逆向きに着用すると水面で仰向けになりにくい傾向があり、また、一度うつ伏せになると元の姿勢に戻りづらくなることが考えられます。その場合は水面から鼻と口を出して呼吸をすることができなくなり、溺水するおそれがあることから、正しい向きでの着用が重要です。しかし、当該商品では身体に対して浮力体が前後どちらの向きでも着用できてしまう構造のものでした。

 当該商品と同様の構造を持つ商品であれば類似の事故が発生すると考えられましたので、アームリング付き浮き具の調査等を行い、消費者に注意喚起することとしました。


動画【YouTube】

子どもが溺水!?アームリング付き浮き具によるプールの事故

消費者へのアドバイス

  • アームリング付き浮き具はライフジャケットとは異なり、命を守るためのものではないことを理解した上で正しく使いましょう。
  • 水遊びの際は必ず保護者(監督者)も子どもと一緒に水に入り、万が一の場合に備え、すぐに手を差し伸べられるように寄り添いましょう。
  • アームリング付き浮き具は、着用の向きやベルト等の緩みによって溺水の危険が高まります。命にかかわりますので、必ず正しい向きを確認し、浮力体が身体に密着するように正しく着用しましょう。
  • アームリング付き浮き具は、海や川などの自然領域での使用には適しません。海や川などの自然領域では、子どもの身体に適したサイズのライフジャケットを正しく着用しましょう。

業界・事業者への要望

 アームリング付き浮き具は、命を守るためのものではないことを消費者が正しく認識できるような日本語での適切な表示や、着用方法によって事故が発生することがないよう、商品構造等の改良を要望します。

インターネットショッピングモール運営事業者への協力依頼

 アームリング付き浮き具の溺水事故を防止するため、商品情報に正しい使い方を記載するとともに、購入者に対し、注意喚起や啓発を行う等の協力を依頼します。

協力依頼先

  • アマゾンジャパン合同会社(法人番号3040001028447)
  • LINEヤフー株式会社(法人番号3010001200818)
  • 楽天グループ株式会社(法人番号9010701020592)

情報提供先

  • 消費者庁(法人番号5000012010024)
  • 内閣府 消費者委員会(法人番号2000012010019)
  • こども家庭庁(法人番号7000012010039)
  • 経済産業省(法人番号4000012090001)
  • 海上保安庁(法人番号7000012100005)
  • 公益社団法人日本小児科学会(法人番号5010005018346)
  • オンラインマーケットプレイス協議会(法人番号なし)

本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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