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[2022年7月21日:公表]

乳児の首にひもが絡まった昼寝用マット(相談解決のためのテストからNo.167)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。

 消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。


依頼内容

 「子ども用マットについているひもが寝かせていた乳児の首に絡まった。商品に問題がないか調べてほしい。」という依頼を受けました。

調査

 当該品は、乳幼児の昼寝用マットとして販売されている商品で、使用しないときは丸めて下側の2箇所に2本ずつ付いているひもにより収納できるものでした。

 相談者は、生後5カ月の乳児を日中に寝かせる際に当該品を使用していました。ひもは危ないと感じていたため普段はマットの下に入れるようにしていましたが、ひもが首に巻き付いていた当日はひもをマットの下に入れていたかは不明とのことでした。また、寝かせる際にはひもが付いている位置とは逆側に頭を向けていましたが、気付いたときにはひもが付いている位置の方に頭が向いていたとのことでした。

 当該品の同型品のほか、乳幼児の昼寝用マットとして販売されている商品の中で、収納のためのひもが付いている商品3銘柄のひもの長さを調査したところ、43〜50cmでした。これらは4カ月児相当のダミー人形の首回り(23cm)よりも長く、いずれの銘柄のひもも乳幼児の首に巻き付く可能性があると考えられました。

 なお、当該品の同型品や参考品の表示内容を確認したところ、いずれの銘柄もひもに関する注意表示は見られませんでした。

消費者へのアドバイス

 ひもが付いたマットを使用する際には、ひもの長さによっては乳幼児の首に巻き付くおそれがありますので、首に巻き付かない長さにひもを束ねるなどの対策を忘れずにしましょう。


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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