独立行政法人国民生活センター

検索メニュー

×閉じる

現在の位置: トップページ > 注目情報 > 商品テスト > 注意喚起のためのテスト > 紛らわしい表示のかばん(相談解決のためのテストから No.29)

ここから本文
[2012年10月4日:公表]

紛らわしい表示のかばん(相談解決のためのテストから No.29)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「牛革が使われていると表示されていたかばんを購入したが、牛革ではなく合成皮革に見える。牛革か合成皮革か調べてほしい。」という依頼を受けました。

 当該品は、インターネット通信販売で購入されたビジネス用のかばんです。購入時のインターネットの販売店の表示では、側面のポケットは「本牛革」と表示されており、それ以外の部分(取っ手など)は合成皮革であると表示されていました。

 「本牛革」と表示されていた部分の材料の断面を観察したところ、表面に見える層がウレタン樹脂の層で、その下に牛の床革(とこがわ)(皮革をそいだ場合の、表皮の付かない内側の革)がある構造となっていました。また、当該品の下げ札には「皮革の種類」と「表示者名等」の表示がありませんでした。

 このテスト結果を受けて、商品の販売業者は、インターネット通信販売の表示を「牛床革」に変更しました。また、下げ札の表示内容については、今後改めるとの回答がありました。なお、相談者には商品代金、送料等が返金されました。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

※[PDF形式]で作成した文書を開くにはAdobe Readerが必要となります。PDF形式の閲覧方法について