コインパーキングの駐車券を紛失したら2万円請求された!
質問
コインパーキングの駐車券を紛失してしまいました。「紛失した場合はこちらへ」と書かれたボタンを押したら請求金額が2万円と表示されました。
急いでいたため仕方なく2万円を支払って出庫しましたが、30分も利用しておらず、本来の料金は100円のはずなのに、高額の請求に納得できません。
回答
高額な請求に納得できない場合は、そのまま出庫するのではなく、その場でコインパーキングの運営会社に電話をし、駐車券を紛失したことを伝えたうえで、請求金額の根拠や今後の手続きについて説明を求めましょう。運営会社によっては、一度紛失時の料金の支払いを受けたうえで、後日の返金対応を行っている場合もあります。
解説
コインパーキングの駐車券を紛失し、高額な料金を請求されたというトラブルがみられます。運営会社によっては、数千円から数万円もの料金を請求される場合がありますので、駐車券は紛失しないように大切に管理しましょう。
駐車券を紛失してしまった場合は
駐車券紛失時の手続き等については看板等に記載の利用規約を確認しましょう。
あまりにも高額な場合など、料金請求に納得できない場合は、料金を支払う前にその場でコインパーキングの運営会社に電話をし、駐車券を紛失したことを伝えたうえで、請求金額の根拠や今後の手続きについて説明を求めましょう。(注1)。
業界団体の定めたルール(注2)では、紛失時の料金を「連絡による返金前提扱い」とし、特段の問題(券紛失料金の支払履歴が無い、悪質の常習など)がなければ後日の郵送書類手続きのうえで、差額を返金することが推奨されているため(支払後に駐車券が見つかった場合も同様)、運営会社によっては、後日の返金対応を行ってる場合もあります。
お困りの際にはお近くの消費生活センター(消費者ホットライン188)にご相談ください。
- (注1)紛失時に、通常の利用料金に比べてあまりにも高額な料金を支払うという利用規約は、「その金額の程度、利用規約の表示方法、利用者が利用時間を合理的な根拠をもって説明した場合には通常の利用料金になるのか否か」など次第で消費者契約法上の不当条項に該当し、不当な請求となる可能性もある。
- (注2)「時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドライン」(第1版)(一般社団法人日本パーキングビジネス協会)[PDF形式]