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[2016年3月4日:公表]

「訴訟記録がマイナンバーに登録される」という不審な電子メールが届いた

質問

 突然、「○○生活組合」を名乗るところから、「マイナンバーに関する大切なお知らせ」というタイトルが付いた電子メールが送られてきました。本文は、「有料サイトの登録料金が未払いとなっているため、民事訴訟の手続きの関係で連絡を求める」と読める内容です。

 また、「民事訴訟及び刑事訴訟の被告人(訴えられた側)となると、訴訟履歴がマイナンバーへ登録され」、「今後一切記録を消すことが出来なくなる」とも書かれています。

 有料サイトの登録をした覚えはないのですが、どうしたらいいでしょうか。

回答

 マイナンバーの関連であることをかたったメールが送られてきても、自分の勤務先など送付者が明らかなものを除き、安易に開封したりせず、相手に連絡をとらないでください。

解説

 「マイナンバー」は、平成27年秋から一人一人への通知が始まった、私たち国民全員に関係がある新しい制度です。この関心の高さを悪用するような、不審なメールが横行しています。メールのタイトルに「マイナンバー」とあると、重要なものと勘違いしてしまいがちですが、中身は、従来の不審な電子メール(架空請求、架空請求につながっていくと思われるメール)と同じです。

 メールには、連絡先の電話番号や、ウェブサイトのURLが書かれていますが、相手に連絡をとってしまうと、その先のトラブルにつながる可能性があります。身に覚えがないことを相手に伝える必要はありませんので、ただ、そのまま放置して無視してください。

 マイナンバー制度については、信頼のできるところから、正しい知識を得るようにしてください。下記、ウェブサイトの他、総務省では、電話(通話料無料)による問い合わせ窓口(マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178)も設けています。

参考