絶対に無視すること!「賞金が当たった」という詐欺的なDMの相談が再び急増!
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海外の宝くじやロトなどで高額賞金が当たったかのようなダイレクトメール(以下、DM)を海外から送付し、消費者に申込金などを支払わせる手口が再び急増している。この手口は「賞金が当たった」「賞金当選のための資格を獲得」などという出どころのわからない賞金を受け取るために申込金などの名目でお金を支払わせるものが多い。DMを送ってくる団体の住所や連絡先ははっきりせず、抽選などがいつどこで行われるかの記述もなく、極めて詐欺的な手口である。
このトラブルについて、当センターでは2012年3月15日に注意喚起を行った。公表後、相談件数はいったん落ち着いたものの、2012年9月に再び急増し、9月、10月の月別件数はそれぞれ1,200件、1,300件を超えた。契約者の平均年齢についても、毎年65〜67歳程度で推移していたが、本年度はさらに高齢化が進み、過去最高の69歳であった。
今後のトラブルの未然防止、拡大防止のため、消費者に向けて注意喚起を行う。
2012年度に寄せられた主な相談事例
- 【事例1】
- 年金を担保に借金までしていたケース
- 【事例2】
- 十年間もクレジットカードで手数料を支払い続けている
- 【事例3】
- 今後DMを送らないでほしいと手紙を送ったら前より一層届くようになった
消費者へのアドバイス
- 決して申し込まないこと!消費者が違法性を問われる可能性も
- クレジットカード番号や個人情報を業者に教えないこと
- 送られてきたDMは処分してもかまわない
- トラブルにあったらすぐに消費生活センターに相談する
過去の報道発表資料
海外から送られてくる詐欺的なDMや海外宝くじに関する問題点は下記の公表資料を参照。
- ダイレクトメールを使った「海外宝くじ」に注意!(2004年2月5日公表)
- 「海外宝くじ」、高齢者苦情が多数発生!誘いに乗らない、買わないことが肝心(2007年9月6日公表)
- 「賞金が当たった」という詐欺的なDMに注意!−全国の消費生活センターに寄せられたDMの分析をふまえて−(2012年3月15日公表)
本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。
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