自転車に取り付けたライトが駐輪中の転倒のはずみで破損(相談解決のためのテストから No.33)
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。
駐輪中に自転車が左側に倒れたことにより、ハンドルの右側に取り付けていた自転車用LEDライトの台座にひびが入りライトが落ちた。強度に問題がないか調べてほしいという依頼を受けました。
調査した結果、当該品は、スライド式の電池カバー(台座)の2カ所に割れがあり、ライト本体に横方向に力が加わるようにして破壊したものと推定されました。また、同型品を入手したところ、当該品と同じロット番号のものと、違うロット番号のものの2種類があり、それぞれの材質は異なっていました。さらに、申し出に沿って再現試験を行ったところ、当該品と同じロット番号の同型品は1、2回の転倒で台座が破損しました。
テスト結果の報告を受けたメーカーは、商品の破損と材質調査などを行いました。その結果、部品の製造工程中に異材が混入したためと分かり、その防止策が実施されました。また、相談者には商品代金が返金されました。
本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165
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